比スターバックス創業28周年、500店超に拡大
世界全体では成長鈍化、比市場は拡大余地との期待
2025/09/30
スターバックス フィリピン(比スターバックス)が創業28周年を迎えつつある。
比スターバックスは、1997年12月4日にマニラ首都圏マカティ市「6750 Ayalaビル」に第1号店を開設した。スターバックスとしては、北米以外で3番目の進出先となった。公式サイトの「Store Locator」によれば、現在の国内総店舗数は510店に達した。フィリピンのコーヒー・チェーンの店舗数としては1位である。
比スターバックスの運営は、小売大手ルスタン・グループ傘下のルスタン・コーヒーコーポレーションがスターバックス本社の認定ライセンシーとして担う。展開エリアはマニラ首都圏を中心に、ルソン地方主要都市や、セブやイロイロなどのビサヤ、ダバオやカガヤン・デ・オロといったミンダナオにも広がる。近年はモール内店舗に加え、路面店、ドライブスルー型店舗の拡大が目立ち、利便性を重視する消費者ニーズを取り込んでいる。
フィリピン経済は堅調な個人消費と人口ボーナスに支えられており、外食産業は中間層拡大に伴い成長を続けている。比スターバックスは、積極的な出店を通じて市場シェアを拡大してきている。短期的には昨今のインフレの影響を受けている可能性はあるが、業界関係者の間では「国内市場はまだ飽和しておらず、今後も成長余地が大きい」との見方が強い。
スターバックス本体の世界的な業績は足元で伸び悩んでいる。2025年度第3四半期(2025年4月~6月)の決算では、売上高が前年同期比ほぼ横ばいの約91億米ドルにとどまり、純利益は約11億米ドルと前年をやや下回った。北米市場では競合激化と価格上昇への消費者反応が重しとなり、アジア市場でも中国の需要回復が期待ほど進んでいない。
国際事業セグメントの営業利益は販促費増などにより減少したが、フィリピンを含む東南アジア諸国では出店余地と購買力拡大が続き、スターバックス全体にとって重要な成長源と位置付けられている。
比スターバックスは、1997年12月4日にマニラ首都圏マカティ市「6750 Ayalaビル」に第1号店を開設した。スターバックスとしては、北米以外で3番目の進出先となった。公式サイトの「Store Locator」によれば、現在の国内総店舗数は510店に達した。フィリピンのコーヒー・チェーンの店舗数としては1位である。
比スターバックスの運営は、小売大手ルスタン・グループ傘下のルスタン・コーヒーコーポレーションがスターバックス本社の認定ライセンシーとして担う。展開エリアはマニラ首都圏を中心に、ルソン地方主要都市や、セブやイロイロなどのビサヤ、ダバオやカガヤン・デ・オロといったミンダナオにも広がる。近年はモール内店舗に加え、路面店、ドライブスルー型店舗の拡大が目立ち、利便性を重視する消費者ニーズを取り込んでいる。
フィリピン経済は堅調な個人消費と人口ボーナスに支えられており、外食産業は中間層拡大に伴い成長を続けている。比スターバックスは、積極的な出店を通じて市場シェアを拡大してきている。短期的には昨今のインフレの影響を受けている可能性はあるが、業界関係者の間では「国内市場はまだ飽和しておらず、今後も成長余地が大きい」との見方が強い。
スターバックス本体の世界的な業績は足元で伸び悩んでいる。2025年度第3四半期(2025年4月~6月)の決算では、売上高が前年同期比ほぼ横ばいの約91億米ドルにとどまり、純利益は約11億米ドルと前年をやや下回った。北米市場では競合激化と価格上昇への消費者反応が重しとなり、アジア市場でも中国の需要回復が期待ほど進んでいない。
国際事業セグメントの営業利益は販促費増などにより減少したが、フィリピンを含む東南アジア諸国では出店余地と購買力拡大が続き、スターバックス全体にとって重要な成長源と位置付けられている。
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