Gキャッシュ運営のMynt社、SECが株式分割を承認
上場準備本格化へ、2026年前半にIPO実施の可能性
2025/10/30
   大手通信企業であるグローブテレコム(証券コード:GLO)は、傘下の電子決済アプリ「GCash(Gキャッシュ)」を運営するグローブ フィンテック イノベーションズ(Mynt社)の資本構成に関する定款改定が、フィリピン証券取引委員会(SEC)により正式に承認されたと発表した。
今回のMynt社の定款改定は、6月2日に開催された特別取締役会および年次株主総会で承認されていたもので、SECによる承認をもって効力が発生。Mynt社の改訂後の授権普通株式数は716億5,912万400株に分割される。一方、1株あたりの額面も0.03ペソに減額されることから、授権資本金は21億4,977万3,612ペソのまま据え置かれる。
この資本構成の見直しは、今後予定されるMynt社の新規株式公開(IPO)に向けた準備の一環とみられる。株式分割によって流通株数が大幅に増え、1株当たり株価が低下することで、株価の値頃感と流動性が高まり、幅広い投資家層の参加が期待できる。
Mynt社はグローブテレコム、アヤラコーポレーション(証券コード:AC)、そしてシンガポール拠点のアント・インターナショナル(旧アント・グループ)が共同出資するフィンテック企業。三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)も2024年8月に3億9,300万米ドル(約633億円)の出資(約8%相当)を決定、三菱商事も間接出資しつつある。GCashは国内最大級のモバイル決済プラットフォームとして9,000万人超の登録利用者を擁し、デジタル金融サービスの拡大を牽引している。
SECによる定款改定承認を経たことで、Mynt社はIPOに向けた法的・組織的整備を一段と進める方針である。グローブとアヤラ両社は、2026年前半にも上場を実現する可能性を視野に入れている。
今回のMynt社の定款改定は、6月2日に開催された特別取締役会および年次株主総会で承認されていたもので、SECによる承認をもって効力が発生。Mynt社の改訂後の授権普通株式数は716億5,912万400株に分割される。一方、1株あたりの額面も0.03ペソに減額されることから、授権資本金は21億4,977万3,612ペソのまま据え置かれる。
この資本構成の見直しは、今後予定されるMynt社の新規株式公開(IPO)に向けた準備の一環とみられる。株式分割によって流通株数が大幅に増え、1株当たり株価が低下することで、株価の値頃感と流動性が高まり、幅広い投資家層の参加が期待できる。
Mynt社はグローブテレコム、アヤラコーポレーション(証券コード:AC)、そしてシンガポール拠点のアント・インターナショナル(旧アント・グループ)が共同出資するフィンテック企業。三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)も2024年8月に3億9,300万米ドル(約633億円)の出資(約8%相当)を決定、三菱商事も間接出資しつつある。GCashは国内最大級のモバイル決済プラットフォームとして9,000万人超の登録利用者を擁し、デジタル金融サービスの拡大を牽引している。
SECによる定款改定承認を経たことで、Mynt社はIPOに向けた法的・組織的整備を一段と進める方針である。グローブとアヤラ両社は、2026年前半にも上場を実現する可能性を視野に入れている。




