アボイティスパワー、ベトナムの発電事業に出資・参画へ
住友商事からバンフォン パワー株式25%を2.2億ドルで取得
2025/11/03
アボイティス財閥傘下の大手発電企業アボイティスパワー(証券コード:AP)は、10月29日、住友商事からベトナムの発電事業会社バンフォン パワー カンパニー リミテッド(VPCL)の株式25%を約2億2,000万米ドル(約340億円)で取得することで合意したと発表した。
VPCLは、ベトナム南中部カインホア省のバンフォン経済特区において、発電容量1,320メガワット(660メガワットの発電設備ユニット2基)のバンフォン超臨界圧石炭火力発電所を運営している。
アボイティスパワーのこの投資は、海外での初の本格的な発電事業参画となる。対象となるバンフォン発電所は2024年1月に商業運転を開始しており、25年間にわたりベトナム電力公社(EVN)に対して売電を行うBOT(建設・運営・譲渡)方式の発電事業である。年間発電量は約85億キロワット時で、ベトナムの総発電量の約4%を賄う規模に相当する。バンフォン特別経済区における最大規模の外資系発電事業でもある。
アボイティスパワーは「今回の案件により、株主への持続的なリターンを確保しつつ、再生可能エネルギーと火力を組み合わせたバランスの取れたポートフォリオを維持していく」とコメントしている。石炭火力投資で得られる安定的なベースロード電源を維持しながら、並行して再エネ投資を拡大することで、長期的なエネルギー転換の実現と、信頼性・価格競争力の両立を図る方針である。投資完了には、関係当局の承認など、通常のクロージング条件の充足が必要となる。
住友商事は1919年に設立された日本の大手総合商社で、17世紀に遡る住友グループの商業活動を起源とし、エネルギー・金属資源・インフラ・化学品など幅広い事業を展開している。
アボイティスパワーは、発電・配電・小売電力事業を通じてフィリピン国内の電力供給を担う。同社は水力、地熱、太陽光などの再生可能エネルギー事業を主軸に据えつつ、ベースロードおよびピーク需要を支える火力発電所も運営しており、国内有数の発電・配電事業者として、ルソン、ビサヤ、ミンダナオ各地域で事業を展開している。
VPCLは、ベトナム南中部カインホア省のバンフォン経済特区において、発電容量1,320メガワット(660メガワットの発電設備ユニット2基)のバンフォン超臨界圧石炭火力発電所を運営している。
アボイティスパワーのこの投資は、海外での初の本格的な発電事業参画となる。対象となるバンフォン発電所は2024年1月に商業運転を開始しており、25年間にわたりベトナム電力公社(EVN)に対して売電を行うBOT(建設・運営・譲渡)方式の発電事業である。年間発電量は約85億キロワット時で、ベトナムの総発電量の約4%を賄う規模に相当する。バンフォン特別経済区における最大規模の外資系発電事業でもある。
アボイティスパワーは「今回の案件により、株主への持続的なリターンを確保しつつ、再生可能エネルギーと火力を組み合わせたバランスの取れたポートフォリオを維持していく」とコメントしている。石炭火力投資で得られる安定的なベースロード電源を維持しながら、並行して再エネ投資を拡大することで、長期的なエネルギー転換の実現と、信頼性・価格競争力の両立を図る方針である。投資完了には、関係当局の承認など、通常のクロージング条件の充足が必要となる。
住友商事は1919年に設立された日本の大手総合商社で、17世紀に遡る住友グループの商業活動を起源とし、エネルギー・金属資源・インフラ・化学品など幅広い事業を展開している。
アボイティスパワーは、発電・配電・小売電力事業を通じてフィリピン国内の電力供給を担う。同社は水力、地熱、太陽光などの再生可能エネルギー事業を主軸に据えつつ、ベースロードおよびピーク需要を支える火力発電所も運営しており、国内有数の発電・配電事業者として、ルソン、ビサヤ、ミンダナオ各地域で事業を展開している。




