アヤラ業績伸び悩み、9カ月間純利益は実質横這い
通信や発電が減益、一時的利益で報告利益は36%増
2025/11/14
アヤラ財閥の旗艦企業であるアヤラコーポレーション(アヤラコープ、証券コード:AC)は11月13日、2025年第3四半期(7~9月)末の事業報告書を開示した。
2025年1~9月(9カ月間)の総収入は前年同期比(以下、同様)2%増の2,747億ペソと小幅増。一方、帰属純利益は36%増の463億ペソに達したた。これには、モバイルマネー(GCash)運営企業グローブ フィンテック イノベーションズ(Mynt)絡みの再評価益という一時的利益が計上されている。一時的要因を除外したコア純利益は366億ペソで前年同期比で横ばいである。
事業別では、金融部門のバンク オブ ザ フィリピン アイランズ(BPI)は、融資残高および手数料収入の持続的成長に加え、純金利率の上昇などで、帰属純利益は5%増の505億ペソに達した。自己資本利益率(ROE)は15.0%。
不動産部門のアヤラランド(ALI)の帰属純利益は1%増の214億ペソと伸び悩み。通信部門のグローブテレコムのコア純利益は12%減の155億ペソ。二桁減益の主要因は、総サービス収入の減少および減価償却費と支払利息の増加。
また、再生可能エネルギー事業を展開するACENコーポレーションのコア純利益は、前年同期比18%減の43億ペソとなった。減益の主因は、北イロコス州の風力発電所の損傷による発電量減少に加え、国内卸売電力スポット市場価格の軟化、フィリピンおよびオーストラリアにおける日射量の減少、さらに2024年に稼働を開始した発電所の減価償却費発生などによる収益低下にある。
アヤラコープのセサール・コンシン社長兼CEOは、「国内総生産(GDP)成長率はやや減速しているものの、当社の中核事業は堅調に推移しており、ポートフォリオ事業も引き続き改善している。最近発表した小売分野でのマクロおよびスピニーズとの提携は、フィリピン経済の長期的な成長トレンドに対する当社の確信を示すものである」とコメントした。
2025年1~9月(9カ月間)の総収入は前年同期比(以下、同様)2%増の2,747億ペソと小幅増。一方、帰属純利益は36%増の463億ペソに達したた。これには、モバイルマネー(GCash)運営企業グローブ フィンテック イノベーションズ(Mynt)絡みの再評価益という一時的利益が計上されている。一時的要因を除外したコア純利益は366億ペソで前年同期比で横ばいである。
事業別では、金融部門のバンク オブ ザ フィリピン アイランズ(BPI)は、融資残高および手数料収入の持続的成長に加え、純金利率の上昇などで、帰属純利益は5%増の505億ペソに達した。自己資本利益率(ROE)は15.0%。
不動産部門のアヤラランド(ALI)の帰属純利益は1%増の214億ペソと伸び悩み。通信部門のグローブテレコムのコア純利益は12%減の155億ペソ。二桁減益の主要因は、総サービス収入の減少および減価償却費と支払利息の増加。
また、再生可能エネルギー事業を展開するACENコーポレーションのコア純利益は、前年同期比18%減の43億ペソとなった。減益の主因は、北イロコス州の風力発電所の損傷による発電量減少に加え、国内卸売電力スポット市場価格の軟化、フィリピンおよびオーストラリアにおける日射量の減少、さらに2024年に稼働を開始した発電所の減価償却費発生などによる収益低下にある。
アヤラコープのセサール・コンシン社長兼CEOは、「国内総生産(GDP)成長率はやや減速しているものの、当社の中核事業は堅調に推移しており、ポートフォリオ事業も引き続き改善している。最近発表した小売分野でのマクロおよびスピニーズとの提携は、フィリピン経済の長期的な成長トレンドに対する当社の確信を示すものである」とコメントした。




