11月のペソ対ドルレート0.35%反発、一時史上最安値に
11カ月間で1.36%下落、汚職や政治的対立、景気鈍化等響く
2025/12/01
フィリピン銀行協会(BAP)のペソ対米ドル為替データによると、2025年11月の最終営業日28日のペソ対米ドルレート終値は1米ドル=58.645ペソで、前月末から0.205ペソ、率にして0.35%反発した。11月の終値ベースで最もペソ高となったのは4日の1米ドル=58.515ペソ。一方、最もペソ安となったのは12日の1米ドル=59.170ペソ、終値ベースでこれまでの史上最安値の59.130ペソ(2025年10月28日)を更新した。
11月前半は、治水事業における悪質で大規模な汚職問題、正副大統領陣営の対立、第3四半期のGDP成長率が4.0%と4年半ぶりの低成長と判明したこと、経常収支収支の悪化、フィリピン中央銀行による追加利下げの動きなどによりペソ下落ピッチが強まり、上記のようにペソが59ペソ台に再下落、過去最安値を更新するに至った。
ただ、後半は米国での追加利下げ観測が再燃したこと、例年通りクリスマス休暇に向けて、海外フィリピン人(OF)からの本国送金が増加するとの期待によりペソは小幅ながら反発、月間では0.35%のペソ高となった。
2025年11カ月間では1.36%のペソ安となった。11カ月間の終値ベースでのペソ最高値となったのは5月23日の1米ドル=55.250ペソ。米国の金融政策や関税政策に大きく影響を受ける展開となった。そして、上記のような汚職問題や政局混乱懸念とも相まってペソは下落基調を続けた。
ペソ対米ドルレートの動き(年末値/月末値)
(出所:フィリピン銀行協会資料より作成)
11月前半は、治水事業における悪質で大規模な汚職問題、正副大統領陣営の対立、第3四半期のGDP成長率が4.0%と4年半ぶりの低成長と判明したこと、経常収支収支の悪化、フィリピン中央銀行による追加利下げの動きなどによりペソ下落ピッチが強まり、上記のようにペソが59ペソ台に再下落、過去最安値を更新するに至った。
ただ、後半は米国での追加利下げ観測が再燃したこと、例年通りクリスマス休暇に向けて、海外フィリピン人(OF)からの本国送金が増加するとの期待によりペソは小幅ながら反発、月間では0.35%のペソ高となった。
2025年11カ月間では1.36%のペソ安となった。11カ月間の終値ベースでのペソ最高値となったのは5月23日の1米ドル=55.250ペソ。米国の金融政策や関税政策に大きく影響を受ける展開となった。そして、上記のような汚職問題や政局混乱懸念とも相まってペソは下落基調を続けた。
ペソ対米ドルレートの動き(年末値/月末値)
| 時期 | 年末・月末値 | 上昇率 |
| 2017年 | 49.930ペソ | -0.42% |
| 2018年 | 52.580ペソ | -5.04% |
| 2019年 | 50.635ペソ | 3.84% |
| 2020年 | 48.023ペソ | 5.44% |
| 2021年 | 50.999ペソ | -5.84% |
| 2022年 | 55.755ペソ | -8.53% |
| 2023年 | 55.370ペソ | 0.70% |
| 2024年 | 57.845ペソ | -4.28% |
| 2025年 1月末 | 58.365ペソ | -0.89% |
| 2月末 | 57.995ペソ | 0.64% |
| 3月末 | 57.210ペソ | 1.37% |
| 4月末 | 55.840ペソ | 2.45% |
| 5月末 | 55.745ペソ | 0.17% |
| 6月末 | 56.330ペソ | -1.04% |
| 7月末 | 58.320ペソ | -3.41% |
| 8月末 | 57.130ペソ | 2.08% |
| 9月末 | 58.196ペソ | -1.83% |
| 10月末 | 58.850ペソ | -1.11% |
| 11月末 | 58.645ペソ | 0.35% |
| 2025年 1-11月 | - | -1.36% |




