ビール消費量、24年は世界23位に:キリン調査

23年の22位から後退、消費量0.3%増の169万KLに

2026/01/07

 キリンホールディングスは、世界各国のビール協会などに対して独自に実施したアンケート調査と最新の海外資料に基づき計170の世界主要国及び各地域における2024年のビール消費量をまとめ、その結果を、20251222日に発表した。
 
 それによると、2024年の世界のビール総消費量は前年比(以下同様)0.5%増の約19,412万キロリットル(KL)。東京ドームをジョッキに見立てると約157杯分に相当する。地域別では、アジアが1.4%減ながら6,333KLで地域別シェア32.6%、17年連続で1位となった。

 国別では、中国が前年比(以下同様)3.7%減ながら22年連続で1位。日本は2.7%減で11位。南アフリカが4.5%増加、2023年の10位から7位へと伸長。インドは14.6%増加、上位25カ国のなかで最も高い伸びであった。ロシアに侵攻されているウクライナは、22年に25.7%減で27位へと急低下(21年は18)したが、23年は25位、24年は24位と若干ながら順位を戻している。
 
 2024年のフィリピンの総消費量は0.3%増の169.3KL(構成比0.9%)23位、2023年の22位から1ランク下げた。手許の過去データによると、フィリピンは、1990年代は消費量上位25カ国常連であり、20位台前半まで上昇する時期もあった。2000年代に入ると順位が低下傾向となり、2008年に国別消費量第25位にランクされたのを最後に2015年まで25カ国番付圏外が続いた。

 フィリピンは2016年に久々に25カ国番付にランクイン(24)2017年は一気に19位まで上昇、201816位、2019年は15位へと一段と上昇した。しかし、2020年は新型コロナウイルスパンデミックの影響で消費量が前年比34.2%急減、世界順位も25位へと急低下、2021年は27位まで低下した。そして、上記のように、2023年には22位、2024年は23位という経緯を辿っている。

 なお、フィリピンの2024年の一人当たり消費量は0.3%減の14.2リットルで81(前年79)であった。1位はチェコ共和国の148.8リットルで32年連続の首位であった。