25年11月の失業率4.4%に悪化(24年11月3.2%)
汚職問題など影響、失業者35.5%増の225万
2026/01/08
フィリピン統計庁(PSA)は1月7日、2025年11月の労働力調査結果(速報値)を発表した。それによると、2025年11月の失業率は4.4%で、前年同月の3.2%から悪化した。おおがかりな汚職問題、それに伴う経済や公共事業停滞などが響いたようだ。ただし、クリスマス商戦に向けて雇用が増加するという季節要因などにより、前月の5.0%からは改善した。2025年11カ月間の平均失業率が4.2%で、前年同期の3.9%を上回った。
2025年11月の15歳以上の人口は前年同月比1.5%増の8,048万人、労働力人口は同0.6%増の5,152万人だった。労働参加率は64.0%で、前年同月(64.6%)を下回った。
11月の失業者数は225万人で、前年同月(166万人)から35.5%増加した。失業者を年齢層でみると、15歳-24歳が全体の33.0%、25歳-34歳が37.8%、すなわち若年層(15歳~34歳)が全体の70.8%を占めた。学歴別では、中学校進学・卒業者の割合は30.0%(卒業者は23.6%)、大学進学・卒業者が47.2%(卒業者は40.9%)だった。性別では、男性57.8%、女性42.2%と男性が上回っている。
就業者数は前年同月比0.6%減の4,926万人。業種別では、農業部門が20.0%、鉱工業部門が17.9%、サービス部門が62.1%だった。サブセクター別で雇用者数が最も多かった上位3セクターは、卸売・小売業(自動車・オートバイ修理業含む)、農林業、建設業。また、雇用者数の年間増加率の上位5業種は、行政・国防・義務的社会保障事業、教育、管理支援サービス業、建設業、情報通信業。一方、年間で最も減少した上位5業種は、宿泊・飲食サービス業、卸売・小売業(自動車・オートバイ修理業含む)、その他サービス業、製造業、水産・養殖業。
賃金・給与労働者は就業者全体の63.4%、従業員を雇用していない個人事業主は27.8%、無給の家族労働者は7.2%、家族経営の農場または事業に従事する雇用主は1.6%だった。賃金・給与労働者の中で民間企業労働者の占める割合は77.8%(就業者全体では49.4%)、政府系企業社員・公務員は14.8%(就業者全体では9.4%)だった。11月の週平均労働時間は40.4時間。フルタイム就業者(週40時間以上勤務)は就業者全体の67.8%だった。
就業者4,926万人のうち不完全就業者(職に就いているが調査期間中に働いていなかったり、労働時間が報告されていない就業者)の数は前年同月比4.6%減の511万人。不完全就業率は10.4%で前年同月(10.8%)を下回った。なお、不完全就労者の66.3%が労働時間週40時間以下、調査期間中働いていなかった人も含めると68.3%だった。
フィリピン労働力調査(LFS)
(出所:フィリピン統計庁資料より作成、2024年11月以外は速報値)
フィリピンの失業率等の比較(単位:%)
(出所:PSA資料より作成、24-25年は速報値)
2025年11月の15歳以上の人口は前年同月比1.5%増の8,048万人、労働力人口は同0.6%増の5,152万人だった。労働参加率は64.0%で、前年同月(64.6%)を下回った。
11月の失業者数は225万人で、前年同月(166万人)から35.5%増加した。失業者を年齢層でみると、15歳-24歳が全体の33.0%、25歳-34歳が37.8%、すなわち若年層(15歳~34歳)が全体の70.8%を占めた。学歴別では、中学校進学・卒業者の割合は30.0%(卒業者は23.6%)、大学進学・卒業者が47.2%(卒業者は40.9%)だった。性別では、男性57.8%、女性42.2%と男性が上回っている。
就業者数は前年同月比0.6%減の4,926万人。業種別では、農業部門が20.0%、鉱工業部門が17.9%、サービス部門が62.1%だった。サブセクター別で雇用者数が最も多かった上位3セクターは、卸売・小売業(自動車・オートバイ修理業含む)、農林業、建設業。また、雇用者数の年間増加率の上位5業種は、行政・国防・義務的社会保障事業、教育、管理支援サービス業、建設業、情報通信業。一方、年間で最も減少した上位5業種は、宿泊・飲食サービス業、卸売・小売業(自動車・オートバイ修理業含む)、その他サービス業、製造業、水産・養殖業。
賃金・給与労働者は就業者全体の63.4%、従業員を雇用していない個人事業主は27.8%、無給の家族労働者は7.2%、家族経営の農場または事業に従事する雇用主は1.6%だった。賃金・給与労働者の中で民間企業労働者の占める割合は77.8%(就業者全体では49.4%)、政府系企業社員・公務員は14.8%(就業者全体では9.4%)だった。11月の週平均労働時間は40.4時間。フルタイム就業者(週40時間以上勤務)は就業者全体の67.8%だった。
就業者4,926万人のうち不完全就業者(職に就いているが調査期間中に働いていなかったり、労働時間が報告されていない就業者)の数は前年同月比4.6%減の511万人。不完全就業率は10.4%で前年同月(10.8%)を下回った。なお、不完全就労者の66.3%が労働時間週40時間以下、調査期間中働いていなかった人も含めると68.3%だった。
フィリピン労働力調査(LFS)
| 項目 | 24年11月 | 25年10月 | 25年11月 |
| 15歳以上人口(単位:千人) | 79,288 | 80,492 | 80,479 |
| 労働力参加率(%) | 64.6 | 63.6 | 64.0 |
| 失業率(%) | 3.2 | 5.0 | 4.4 |
| 不完全就業率(%) | 10.8 | 12.0 | 10.4 |
| 週平均労働時間(h) | 41.1 | 41.3 | 40.4 |
フィリピンの失業率等の比較(単位:%)
| 全国 | 労働参加率 | 失業率 | 不完全就業率 |
| 2019年 | 61.3 | 5.1 | 13.8 |
| 2020年 | 59.5 | 10.3 | 16.2 |
| 2021年 | 63.3 | 7.8 | 15.9 |
| 2022年 | 64.7 | 5.4 | 14.2 |
| 2023年 | 64.9 | 4.4 | 12.3 |
| 2024年 | 64.4 | 3.8 | 11.9 |
| 2025年 1月 | 63.9 | 4.3 | 13.3 |
| 2月 | 64.5 | 3.8 | 10.1 |
| 3月 | 62.9 | 3.9 | 13.4 |
| 4月 | 63.7 | 4.1 | 14.6 |
| 5月 | 65.8 | 3.9 | 13.1 |
| 6月 | 65.7 | 3.7 | 11.4 |
| 7月 | 60.7 | 5.3 | 14.8 |
| 8月 | 65.1 | 3.9 | 10.7 |
| 9月 | 64.5 | 3.8 | 11.1 |
| 10月 | 63.6 | 5.0 | 12.0 |
| 11月 | 64.0 | 4.4 | 10.4 |
| 11カ月平均 | 64.0 | 4.2 | 12.2 |
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