2025年の国際総合収支、56.6億ドルの赤字に転落

前年は6億ドルの黒字、外貨準備高4.3%増の1,108億ドル

2026/01/20

 フィリピン中央銀行(BSP)119日に公表したデータによると、202512月の国際総合収支(BOP)82,700万米ドルの赤字であったが、前年同月の150,800万米ドルの赤字からは45%縮小した。2025年年間では566,100万米ドルの赤字で、前年の6億ドルの黒字から急悪化した。

 202512月末の総外貨準備高(GIR)は前年同月末比4.3%増の1,108億米ドル。前月末の1,112億米ドルからは0.4%減少したが、輸入および第一次所得支払いの7.4カ月分に相当し、短期対外負債の約3.9倍をカバーしている。BSPは、外貨流動性の健全性が引き続き維持されているとしている。

 BOPは、その国の世界との取引を記録するものである。GIRは、外貨建て証券、外貨、金を含むその他の資産で構成され、輸入や対外債務の資金調達、通貨の安定化、外部からの経済的ショックに対する緩衝材としての役割を果たす。

 フィリピン国際総合収支の推移 (単位:百万米ドル)
期間 年間  12月
21年 22年 23年 24年 25年  24年 25年 伸び率
国際総合収支 1,345 -7,263 3,672 609 -5,661 -1,508 -827 赤字45%減
対GNI比 0.3% -1.7% 0.8% 0.1% - - -
対GDP比 0.3% -1.8% 0.8% 0.1% - - -
(出所:BSP資料より作成)