日通NECロジスティクス、比現地法人設立

2017/01/30

  日通NECロジスティクス(本社:川崎市中原区)は、フィリピンにおける国内一般企業(Non-PEZA)向けトータル物流ソリューションの提供を目的に、フィリピン・ラグナ州ビニャン市に、Nippon Express NEC Logistics Philippines,Inc.(ニッポンエクスプレスNECロジスティクス・フィリピン社)を設立し、2017年2月より営業開始する。

 これにより、日通NECロジスティクスは、フィリピンにおいては経済特区(PEZA)向け企業を対象とした Nippon Express NEC Logistics Singapore Pte. Ltd. Philippines Branch(ニッポンエクスプレスNECロジスティクス・シンガポール フィリピン支店社との二拠点体制となる。

 フィリピンでは、通信・社会インフラ整備の需要が今後ますます高まっていく中、新規ビジネス拡大も期待される。新会社は、トータル物流ソリューションの提供をNIPPON EXPRESS (PHILIPPINES) CO., LTD.(フィリピン日本通運)との協業体制により、顧客のニーズに対応していく。

<新現地法人の概要>
・社名 :Nippon Express NEC Logistics Philippines, Inc.フィリピン社
・住所 :2F Building, 2, Panorama Compound 5, Lot 5, Block 3, Laguna Technopark Annex, Barangay Binan, Binan City, 
・TEL  :63-49-508-2360, 1792、FAX   :63-49-530-9804
・代表者:野坂 和民氏(非常勤)
・現地責任者:長谷川 敏之氏(取締役)
・設立年月:2016年12月
・資本金 :990万ペソ

 なお、日本通運(日通)は、日本電気(以下 NEC)との間での、グローバルな物流サービス事業の強化に向けた戦略的業務提携に基づき、2013年12月1日付でNECが保有するNECロジスティクスの株式の一部取得した。そして、合弁会社化にともない、NECロジスティクスは商号を日通NECロジスティクスへと変更した。

 NECはICT分野における優れたソリューション提供力等、日通はグローバルな物流ネットワークおよびロジスティクスに関する高度な機能等、日通NECロジスティクスはICT業界の専門物流ノウハウ等を有している。3社は、それぞれが有する強みを融合し、日通NECロジスティクスをICT業界に強くグローバルな先進ロジスティクス企業として成長させることを目指している。

 NECは、日通NECロジスティクスをロジスティクスパートナーとして位置づけ、日通との提携により強化される同社の物流ネットワークを活用することで、NECグループのグローバルなサプライチェーン基盤を拡充させつつある。
 日通は、ICT分野における物流プラットフォームの構築により、経営基盤の一層の強化と、高品質なサービスを拡充させつつある。

 2013年の日通NECロジスティクス発足当時における出資比率は、日通49%、NEC51%であった。その後、2014年12月に日通は日通NECロジスティクスの株式を2%追加取得、子会社化した。それ以降、日通NECロジスティクスの出資比率は、日通51%、NEC49%となっている(17年1月27日の日通NECロジスティクス株式会社ニュースリリースなどより)。