16年のフィリピン訪問者、11%増の597万人に
最多の韓国人24.7%、中国人3位、日本人9%で4位
2017/02/07
フィリピン観光省によると、2016年12月の海外からのフィリピン訪問者数は前年同月比4.3%増の57万6,638人となった。この数字にはフィリピン人海外就労者(OFW)を除く在外フィリピン人(比国籍保持者)も含まれている。
国籍別第1位は、韓国人で前年同月比6.1%増の14万3,380人、訪問者全体の24.9%を占めた。2位は米国人で12.1%増の9万7,614人、3位は中国人(本土)で20.4%増の4万5,336人、4位は日本人で2.5%増の4万3,977人(シェア7.6%)、5位はオーストラリア人で0.3%減の3万2,660人であった。以下、カナダ人(2万3,861人)、英国人(1万9,590人)、台湾人(1万5,781人)、シンガポール人(1万4,863人)、マレーシア人(1万1,056人)と続く。
12月のフィリピン訪問外客数推移
(出所: A/D Cards & shipping Manifests)
12月のフィリピン訪問外客の入国港
(出所:Arrival/Departure Cards & Shipping Manifests)
一方、年間(1月~12月)のフィリピン訪問者数は前年同期比11.3%増の596万7,005人。そのうち、海外在住フィリピン国籍保有者(比人海外労働者を除く)は全体の3.2%を占めた。
フィリピン訪問外客数推移
(出所:フィリピン観光省資料より作成)
2016年年間のフィリピン訪問外客数国別動向(上位10カ国)
(出所:観光省資料より作成 )
国籍別で見ると、トップ5は、1位が韓国人の前年比10.1%増の147万5,081人(シェア24.7%)、2位米国人の11.6%増の86万9,463人、3位中国人(本土)の37.7%増の67万5,663人、4位日本人の53万5,238人(シェア9.0%)、5位オーストラリア人の25万1,098人。以下、台湾人(22万9,303人)、シンガポール人(17万6,057人)、カナダ人(17万5,631人)、英国人(17万3,299人)、マレーシア人(13万9,133人)と続く。
訪比外客の消費額の比較(単位:千万ペソ)
(出所:フィリピン観光省資料より作成)
訪比外客旅行収入に関しては、2016年12月は約193億8,000万ペソとなり、前年同月の234億7,000万ペソに比べて17.4%減少した。一方、年間では、前年比1.1%増の2,301億3,000万ペソと増加した。
12月の外客旅行収入に最も寄与したのが韓国人旅行者で総額56億ペソ、次いで米国人の26億9,000万ペソ。3位カナダ人の19億6,000万ペソ、4位オーストラリア人の14億6,000万ペソ、5位日本人の12億2,000万ペソ。以下、英国人、ドイツ人、インド人、ベルギー人、中国人の順。
12月の外客1日当たりの平均支出額(ADE)は3,903.05ペソ、平均宿泊日数(ALoS)は8.73泊。また、一人当たりの1カ月間平均支出額は3万4,073.65ペソ。
一人当たりの1カ月間平均支出額で、トップはカナダ人(8万2,337.28ペソ)、2位オーストラリア人(4万4,791.00ペソ)、3位インド人(4万2,639.64ペソ)、4位英国人(4万2,435.64ペソ)、5位韓国人(3万9,074.16ペソ)、6位日本人(2万7,658.72ペソ)。次いで、米国人、マレーシア人、香港人、シンガポール人、台湾人、中国人の順。
なお、観光省(DOT)は、2015年に引き続き2016年を「ビジット・ザ・フィリピン2016」(フィリピン観光年2016年)と定め、昨年から2年連続で観光産業の振興に注力したが、いまいち盛り上がりに欠ける結果となった(17年2月6日のフィリピン観光省発表より)。
国籍別第1位は、韓国人で前年同月比6.1%増の14万3,380人、訪問者全体の24.9%を占めた。2位は米国人で12.1%増の9万7,614人、3位は中国人(本土)で20.4%増の4万5,336人、4位は日本人で2.5%増の4万3,977人(シェア7.6%)、5位はオーストラリア人で0.3%減の3万2,660人であった。以下、カナダ人(2万3,861人)、英国人(1万9,590人)、台湾人(1万5,781人)、シンガポール人(1万4,863人)、マレーシア人(1万1,056人)と続く。
12月のフィリピン訪問外客数推移
年 | 訪比外客数 |
2016年 | 576,638 |
2015年 | 553,002 |
2014年 | 487,654 |
2013年 | 452,650 |
2012年 | 442,088 |
12月のフィリピン訪問外客の入国港
空路 | ||
空港 | 人数 | シェア |
マニラ | 391,243 | 67.85 |
セブ | 100,140 | 17.37 |
カリボ | 52,694 | 9.14 |
クラーク | 25,296 | 4.39 |
ダバオ | 1,565 | 0.27 |
ラオアグ | 999 | 0.17 |
パラワン | 527 | 0.09 |
イロイロ | 373 | 0.06 |
一方、年間(1月~12月)のフィリピン訪問者数は前年同期比11.3%増の596万7,005人。そのうち、海外在住フィリピン国籍保有者(比人海外労働者を除く)は全体の3.2%を占めた。
フィリピン訪問外客数推移
2016年 | 5,967,005 |
2015年 | 5,360,682 |
伸び率 | 11.3% |
2016年年間のフィリピン訪問外客数国別動向(上位10カ国)
順位 | 国名 | 訪問者数 | シェア(%) | 対前年同期伸び率(%) |
1 | 韓国 | 1,475,081 | 24.7 | 10.1 |
2 | 米国 | 869,463 | 14.6 | 11.6 |
3 | 中国本土 | 675,663 | 11.3 | 37.7 |
4 | 日本 | 535,238 | 9.0 | 8.0 |
5 | 豪州 | 251,098 | 4.2 | 4.1 |
6 | 台湾 | 229,303 | 3.8 | 29.1 |
7 | シンガポール | 176,057 | 3.0 | -2.8 |
8 | カナダ | 175,631 | 2.9 | 12.3 |
9 | 英国 | 173,299 | 2.9 | 12.1 |
10 | マレーシア | 139,133 | 2.3 | -10.7 |
総合計 | 5,967,005 | 100.0 | 11.3 |
国籍別で見ると、トップ5は、1位が韓国人の前年比10.1%増の147万5,081人(シェア24.7%)、2位米国人の11.6%増の86万9,463人、3位中国人(本土)の37.7%増の67万5,663人、4位日本人の53万5,238人(シェア9.0%)、5位オーストラリア人の25万1,098人。以下、台湾人(22万9,303人)、シンガポール人(17万6,057人)、カナダ人(17万5,631人)、英国人(17万3,299人)、マレーシア人(13万9,133人)と続く。
訪比外客の消費額の比較(単位:千万ペソ)
12月 | 1~12月 | ||||
2015年 | 2016年 | 伸び率(%) | 2015年 | 2016年 | 伸び率(%) |
2,347 | 1,938 | -17.4 | 22,762 | 23,013 | 1.1 |
訪比外客旅行収入に関しては、2016年12月は約193億8,000万ペソとなり、前年同月の234億7,000万ペソに比べて17.4%減少した。一方、年間では、前年比1.1%増の2,301億3,000万ペソと増加した。
12月の外客旅行収入に最も寄与したのが韓国人旅行者で総額56億ペソ、次いで米国人の26億9,000万ペソ。3位カナダ人の19億6,000万ペソ、4位オーストラリア人の14億6,000万ペソ、5位日本人の12億2,000万ペソ。以下、英国人、ドイツ人、インド人、ベルギー人、中国人の順。
12月の外客1日当たりの平均支出額(ADE)は3,903.05ペソ、平均宿泊日数(ALoS)は8.73泊。また、一人当たりの1カ月間平均支出額は3万4,073.65ペソ。
一人当たりの1カ月間平均支出額で、トップはカナダ人(8万2,337.28ペソ)、2位オーストラリア人(4万4,791.00ペソ)、3位インド人(4万2,639.64ペソ)、4位英国人(4万2,435.64ペソ)、5位韓国人(3万9,074.16ペソ)、6位日本人(2万7,658.72ペソ)。次いで、米国人、マレーシア人、香港人、シンガポール人、台湾人、中国人の順。
なお、観光省(DOT)は、2015年に引き続き2016年を「ビジット・ザ・フィリピン2016」(フィリピン観光年2016年)と定め、昨年から2年連続で観光産業の振興に注力したが、いまいち盛り上がりに欠ける結果となった(17年2月6日のフィリピン観光省発表より)。
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