眼鏡のオンデーズ、比進出1年間で10店体制に
日系最大手へ、今後5年間で100店の出店見込む

2017/03/31

   眼鏡製品のオンデーズ(OWNDAYS、本社:東京都品川区)は、2017年1月11日にフィリピン10号店目をマニラ首都圏ケソン市の「ロビンソン・ガレリア」内にオープンした。「ロビンソン・ガレリア」は主要道路エドゥサ(EDSA)通りに面し、フィリピン有数のショッピングエリアであるオルティガスに立地する有力ショッピングモールである。

 オンデーズは消費市場としてのフィリピンの可能性に着目し、2015年末にフィリピン第1号店の出店を果たした。以後、商品の高品質とファッション性はもちろん、フィリピン市場には従来なかったシンプルで分かりやすい価格体系、強度数でも追加料金ゼロの価格競争力、購入後20分渡し、安心保証(1か月以内返品可、レンズ・フレームの1年以内無償交換等)などのサービスを武器に、フィリピンのメガネユーザーの支持を獲得し、初出店から約1年間に10店舗出店、日系小売業としては異例のスピードで店舗展開を進めている。

 これらの店舗は、すべてSM、アヤラ、Rロビンソンなど有力ショッピングモールや有力百貨店に立地しており、フィリピンのメガネユーザーに日本発のアイウェア文化を発信し続けている。店舗網はマニラ首都圏を中心とする7市、合計売場面積980平米に達している。
 
 特に、2016年12月16日にオープンした第9号店にあたるシャングリラ プラザ店は、面積約220平米と最大規模のフィリピン旗艦店であり、高級感のある内装と1,400本を超えるフレームを常時展示できる什器を備えている。広い店内には20席のコーヒーコーナーも設置しており、顧客はメガネが完成するまでの間、ファッション誌などを読みながらゆったりと過ごせる設計となっている。

 今週には、マニラ首都圏パシグ市オルティガス・アベニュー・エクステンションに立地するショッピングモール「SMシティ イースト・オルティガス店」内に第11号店がオープン。今後は2017年6月末までに有力ショッピングモールへ5店舗の出店が確定しており、2017年末までにはフィリピン全土で合計20店舗体制となる予定である。そして、今後5年間で100店舗の出店を見込んでいる。

 なお、、オンデーズは、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として、2015年から"OWNDAYS EYE CAMP"を開始した。これは、収益の一部を途上国でのメガネ無償配布活動に充てることにより、世界の貧困層の視覚問題を解決しようという取り組みである。
 フィリピンにおいても、2016年11月よりこの活動を開始し、マニラ市においてメガネ250本を無償配布した。第2回は2017年3月下旬の実施を予定しており、2013年に大型台風の直撃により壊滅的な打撃を受け未だその災禍を引きずるレイテ島タクロバン市においてメガネ250本の無償配布を実施する計画である(17年3月30日の株式会社オンデーズ のニュースリリースなどより)。