比損保業界、16年も日系出資・提携企業が収益上位に
純利益首位マラヤンの4.9億ペソ、2位BPI/MSの4.2億ペソ
2017/04/26
それによると、2016年の損保71社の損益合計は33億7,280万ペソで、2015年(70社)の32億8,520万ペソから2.7%増加した。 2016年の個別企業の純利益首位は、東京海上ホールディングス(東京海上)が20%出資するマラヤン インシュアランス(マラヤン)の4億8,779万ペソであった。
第2位は、三井住友海上が48.5%を出資するBPI/MSインシュアランス(BPI/MS)の4億1,865万ペソ、第3位はブルークロス インシュアランスの2億8,105万ペソ、第4位はAIGフィル(チャーティス フィルズ)インシュアランスの2億4,588万ペソと続く。マラヤン、BPI/MSともに、純利益ベスト3の常連となっている。
順位 | 社名 | 利益額 |
1 | マラヤン インシュアランス | 487,793 |
2 | BPI/MSインシュアランス | 418,652 |
3 | ブルークロス インシュアランス | 281,054 |
4 | AIG フィル インシュアランス | 245,880 |
5 | カード パイオニア マイクロインシュアランス | 233,416 |
2016年の収入面では、計上総保険料首位はマラヤンの87億1,343万ペソ、2位は損保ジャパン日本興亜の合弁相手であるプルーデンシャル ギャランティー&アシュアランス(PGA)の72億4,680万ペソ、第3位がパイオニアの70億3,385万ペソ、4位がBPI/MSの56億2,2316万ペソ、5位チャーター ピン アンの49億0,424万ペソと続く。上位5位は前年と全く同じであった。一方、正味保険料収入では首位PGA、2位マラヤン、3位BPI/MSと続く。
順位 | 社名 | 計上総保険料 |
1 | マラヤン インシュアランス | 8,713,431 |
2 | プルーデンシャル ギャランティー&アシュアランス(PGA) | 7,246,780 |
3 | パイオニア インシュアランス&シュアティ | 7,033,849 |
4 | BPI/MSインシュアランス | 5,623,175 |
5 | チャーター ピン アン | 4,904,239 |
損保業界の2016年正味保険料収入上位5社(単位:千ペソ)
順位 | 社名 | 正味保険料収入 |
1 | プルーデンシャル・ギャランティー&アシュアランス(PGA) | 3,642,262 |
2 | マラヤン インシュアランス | 3,635,063 |
3 | BPI/MSインシュアランス | 2,566,735 |
4 | FPGインシュアランス | 1,980,644 |
5 | チャーター ピン アン | 1,965,718 |
一方、総資産では首位がパイオニア、2位がマラヤン、3位がBPI/MS、4位がチャーター ピン アン、5位がPGAとなっている。純資産では2位にマラヤン、4位にBPI/MSがランクされている。以上のように、収益、総資産、純資産、いずれにおいても日系企業の出資・提携企業が上位を占めている(フィリピン保険委員会の統計2016年速報版より)。
順位 | 社名 | 総資産額 |
1 | パイオニア インシュアランス&シュアティ | 22,384,086 |
2 | マラヤン インシュアランス | 18,606,257 |
3 | BPI/MSインシュアランス | 9,533,970 |
4 | チャーター ピン アン | 8,702,736 |
5 | プルーデンシャル ギャランティー&アシュアランス(PGA) | 8,081,530 |
損保業界の2016年末の純資産上位5社(単位:千ペソ)
順位 | 社名 | 純資産額 |
1 | パイオニア インシュアランス&シュアティ | 14,463,118 |
2 | マラヤン インシュアランス | 3,841,495 |
3 | フィリピンズ・ファースト インシュアランス | 2,444,503 |
4 | BPI/MSインシュアランス | 2,400,599 |
5 | チャーター ピン アン | 2,146,688 |
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