セブ島南部でテロリストによる誘拐・拉致懸念

2016/11/04

在比米国大使館や日本大使館が注意喚起

 

在フィリピン日本国大使館(日本大使館)は、11月4日、在留邦人社会や旅行者に対し安全対策情報を発出した。その概要は以下のとおり。



1.11月3日、在フィリピン米国大使館は、スミロン島を含むセブ島南部において、テロリストによる拉致の恐れがあるとして、在留米国人に対し、これらの地域への渡航を控え、十分注意するよう注意喚起を発出した。

2.10月28日に日本大使館より発出した注意喚起のとおり、ミンダナオ島及びその周辺海域では、アブサヤフグループ(ASG)が活動しており、昨年9月にはダバオ州サマル島において外国人を含め数人が拉致されているため、引き続き警戒する必要がある。

3.フィリピン滞在者は。今回の在フィリピン米国大使館の注意喚起も踏まえ、テロ、誘拐等の不測の事態に巻き込まれることのないよう、特にテロの標的となりやすい場所(モスク等宗教関連施設、政府・軍・警察関係施設、欧米関連施設、公共交通機関、観光施設、デパートや市場等不特定多数が集まる場所等)を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる等、安全確保に十分注意を払われたし(16年11月4日の在フィリピン日本国大使館安全対策情報より)。