「価格コム」海外版月間利用者1千万人突破、比で250万人

2016/09/04

フィリピンでスタートの購買支援サイト「priceprice.com」

 

 株式会社カカクコム(本社:東京都渋谷区 )は、購買支援サイト「価格.com」の海外版としてフィリピン・タイ・インドネシア・インドで展開する「Priceprice.com(プライスプライスドットコム)」において、2016年8月の月間利用者数(4カ国合算)が1,000万人を突破した。



 8月の国別利用者数は、初の導入国であるフィリピンが前年同月比21%増の250万人、インドネシアが同43%増の365万人、タイが同44%増の214万人、インドが同507%増(約6倍)の198万人となっている。

 東南アジアやインドでは、ITインフラの整備やスマートフォンの普及などによってインターネット利用率が年々高まっており、Eコマース(EC)市場規模も今後さらなる拡大が見込まれている。カカクコムでは「価格.com」の運営ノウハウを生かし、海外ブランドである購買支援サイト「Priceprice.com」を、2011年にフィリピンにて開始した。すなわち、フィリピンが「価格.com」海外版の初の導入国となった。

 その後、サービス展開国を広げるとともに、商品カテゴリとコンテンツの拡充などを行った結果、各国で利用者が好調に推移し、上記の様に4カ国合算の月間利用者数が1,000万人を突破した。利用端末別に見ると、いずれの国でもスマートフォンからの利用者が多く、特にインドネシアではスマートフォン比率が82%に達するなど、各国のモバイルコマースにおいて「Priceprice.com」が活用されている。

 フィリピンでは、スマートフォン比率が54%、パソコン比率が46%であり、パソコン比率が4カ国で最高となっている。これは、個人インターネット普及率が40.7%で、タイの39.3%、インドの26%、インドネシアの22%を上回る最高の普及率となっていることを反映していると言えよう。

 上記のとおり、カカクコムは、海外向けに購買支援サイトを構築するにあたり、第1カ国目をフィリピンとした。その際の言語上の課題は、価格.com が持つレビューを低コストで且つ高品質に英訳することであった。 非常に大きなマーケットの一つである日本市場に集中するため、翻訳作業をいかにスムーズにこなすかの問題を解決する方法を探す必要があった。
 このような条件を実現できるパートナーを探した結果、株式会社myGengo(東京都渋谷区千駄ヶ谷)が適切と考え、英訳を依頼した。結果として、 ユーザーが記載した細かいニュアンスを的確に英訳することが出来たとのことである。

<「Priceprice.com」について>
 自動車・バイク・家電・スマートフォン・日用品・ファッションなど多岐にわたるジャンルの商品を掲載。価格比較・ランキングなどを参照した上、ECサイトに移動して商品購入も可能である。また、クチコミ掲示板・レビューといったコミュニティや新製品ニュース、ECサイトのクーポン情報など買い物に役立つ豊富なサービスを利用できる。クリックや販売実績に応じた手数料を得る送客ビジネスも好調に推移し、提携事業者数を増やしている。

 今後も「Priceprice.com」は、一般消費財カテゴリの拡充や商品検索・比較機能の強化を進め、利用者のさらなる獲得とともに、送客ビジネスにも注力し提携事業者の拡大を図っていく方針である(16年9月2日の株式会社カカクコムのニュースリリースなどより)。