速報:第2四半期GDP成長率7.0%に
2016/08/18
8月18日午前10時からのフィリピン統計庁(PSA)発表の速報値によると、2016年第2四半期(1~6月)の国内総生産(GDP)実質成長率は前年同期比(以下、同様)7.0%であった。前期(16年第1四半期)の6.8%(改定値)、前年同期の5.9%、事前推定コンセンサスの6.8%を上回った。
セクター別成長率は、サービス産業が8.4%(前年同期6.7%)、鉱工業が6.9%(前年同期6.1%)と好調であった。一方、農林水産業がマイナス2.1%(前年同期マイナス0.1%)と一段と不振であった。
第2四半期のGNI(国民総所得)成長率は6.8%で、前年同期の5.4%を大きく上回った。これはGDP成長率の上昇と、フィリピン人海外就労者(OFW)送金など海外からの純所得(NPI)の伸び率が6.2%と、前年同期の2.5%を上回ったことによる。
これらの結果、2016年上半期(1月~6月)のGDP成長率は6.9%、GNI成長率は7.1%に達し、各々前年同期の5.5%、4.8%を大幅に上回った。NPIの伸び率も8.0%で前年同期の1.5%を大幅に上回った。