中央銀行、バーセルⅢ流動性基準導入へ

2016/03/02

 フィリピン中央銀行金融委員会は、バーゼル銀行監視委員会によるバーゼルⅢ流動性カバレッジ比率(LCR)フレームワークを導入することを決定した。  2007年からの米国サブプライム問題に端を発する金融危機においては、8%の最低水準を大きく上回る自己資本比率(CAR)を維持していた世界的大手銀行であっても破綻の危機に瀕するところがあった。これらの銀行の中には、運用資産の流動性不足により債務の返済が...

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