日本からの英語留学急増、5年間で7倍以上に

2015/12/31

2010年の5千人から3万5千人超へ、5万人目指す

 

 近年、英語を学ぶ留学先としてフィリピンの人気が高まり、日本からの留学生も増加の一途を辿っている。 費用対効果が高く、短期間で成果が現われる英語習得の機会として、フィリピンでの語学留学が注目されている。フィリピンは、1900年以来およそ40年間にわたってアメリカの植民地であったために、英語堪能者が多い。英語を話せる人口割合は、フィリピンは世界で三番目に高い。したがって、語学留学を目的にフィリピンに訪れる外国人の数は増加しており、フィリピンは積極的な受け入れ態勢を整えてきている。



 日本から飛行機で4時間という近距離に位置していること、物価が安く留学コストが欧米に比べ格段に安いこと、社会貢献やビジネス展開のためのさまざまな機会があること、ダイビングなどのアクティビティも楽しめることなどで、日本においても語学留学先としてのフィリピンの人気が高まっている。また、フィリピン政府も、衛生や治安の面でも改善を進めており、観光地としても、市場としても着実な発展を遂げている。費用対効果の高い語学留学先として、フィリピンは今後一段と高い評価を受けることが期待される

 フィリピン観光省(DOT)によると、関係各社からのヒアリングに基づく、英語学習でのフィリピン訪問日本人数は、2010年約5,000人、2011年約1万人、2012年約2万人、 2013年約2万6,000人、2014年約3万人と増加を続けている。メディアに取り上げられたケースも増えたことで認知度も高まってきた。今年は3万5,000人を突破、すなわち、5年間で7倍以上へと急増したと見られている。DOTは早期の年間5万人突破を目指すとのことである。