介護、ロングステイ、看護英語、外人対応医療など

 

　旅行業界最大手のJTBグループはアジア事業拡大に一段と注力している。そして、アジア発着の交流文化事業を拡充しながら、「アジア市場における圧倒的No.1ポジションを確立し、長期的・安定的な成長を可能とする基盤を完成させる」ことを目指した「2020年ビジョン」を掲げている。今年初めにはフィリピンにも現地法人JTB ASIA PACIFIC PHIL.CORP.を設立、営業を開始している。

　そのようななか、「JTBコーポレートセールス」（東京都新宿区）が、以下のような非常に特色のある視察ツアーを積極的に企画・実施している。いずれも、今後ニーズが急激に高まりそうな分野の現地詳細視察である。

＜新生マニラ！JALで行くロングステイ事前見学・体験ツアー＞
東南アジアでもっとも日本に近い国フィリピンは、生活費が安く、永住ビザの取得が容易、退職者の受入にも積極的である。時差は1時間、日本との距離が近いため定住しなくても日本との往来が気軽にできる。 年々日本人のフィリピンリタイアメント査証の取得も増えている。
　2016年初めに天皇、皇后両陛下日比国交正常化60周年を迎えるため、戦後初めて訪問し、交流の活性化が期待できる。又家族を大切にする国民性から高齢者を敬いその精神は介護にも生かされ、 EPAの看護・介護人材派遣などを通じて日本との絆は深くなっている。中でも首都マニラは過去と現在が交錯する街。空港、整備されたショッピングエリアと 史跡などが混在する魅力的な都市機能に加え、大自然のリゾートエリアも近く日本と双方向で生活するには最適な環境である。

・旅行期間：① 2016年1月10日 ～1月14日、②2月14日 ～2月18日、③3月6日 ～3月10日
・旅行企画・実施： 株式会社JTBコーポレートセールス

　なお、ツアーに先立って、2015年12月21日（月）　東京（新宿）にて事前説明会を実施する
・開催日時：2015年12月21日（月）13時30分～15時00分
・開催場所：株式会社ＪＴＢコーポレートセールス 新宿オフィス　セミナールーム
・参加費用：無料（来場までの交通費は、来場者負担）

＜第二弾　フィリピン介護最新事情視察ツアー＞
　－政府機関対談、大学・日本語育成センター・介護士養成学校視察、ネットワーキング－
少子高齢化社会を迎える現在、慢性的な人員不足を抱える日本の介護の現場にとって海外からの介護サポートの受入れは避けて通れない課題である。高度な専門知識や技術を持つ外国人の定住を促す出入国管理・難民認定法改正案が参院本会議で可決・成立され、様々な人材の受入れが可能になった。今回のフィリピン介護最新事情視察ミッションは、フィリピンにおける高齢者介護のための人材育成の現状について最新情報を知り、人材の受入れを含めた今後の看護・介護への取組みに活かして頂くための視察ツアーである。
　日本では現在、経済連携協定（EPA）に基づく介護福祉士候補の受入れや母国で介護士資格を取得し日本語を勉強中の方を技能実習生として受け入れるための法律改正は進められている。技能実習制度では管理監督体制の強化や優良な受入れ団体・企業を介した拡充策など新制度移行を前提とした対応が協議されている。フィリピンでも将来を見据え、高校二年生と三年生の職業技能訓練コースを授業に導入するなど日比双方で経済活動の連携の強化をポイントにした計画が進行している。今回のツアーでは、日本を意識した介護の人材教育と、その実習先の介護施設などを視察する。

・旅行期間：2016年2月15日(月) ～2月19日（金）
・定員：30名（各空港10名　最少催行人員6名）
・旅行企画・実施： 株式会社JTBコーポレートセールス
・企画協力： PHIBICフィリピンビジネス情報センター
　
＜国際化に向けた人材育成・看護英語と外国人対応フィリピン医療の最先端現地視察ツアー＞
2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて国際化が進行する今、訪日外国人への対応など看護の現場においても専門的なスキルによるコミュニケーションが求められている。認証においても、国際医療機能評価JCI認証や外国人患者受入れ医療機関認証制度JMIPにて日本を訪れる外国人を受け入れる医療機関の体制が整備されつつある。日本人看護師の国際化に向けた人材育成先であるフィリピンでの看護英語の実践、フィリピン人看護師・介護士育成機関や外国人対応を学ぶための最先端医療環境を視察する。

・旅行期間：2016年2月19日(金) ～2月21日（日）
・定員：10名（最少催行人員6名）
・旅行企画・実施： 株式会社JTBコーポレートセールス
・企画協力： PHIBICフィリピンビジネス情報センター

　ツアーの詳細、参加申込は(URL)　https://reg.lapita.jp/public/seminar/から。

　以上の情報はLAPITA（ラピタ）からのものである。ラピタとは海外におけるビジネス機会を創出する顧客の成長戦略（グローバル戦略）とともに歩む会員制サービスである。これまでの海外への進出 実績は大企業中心であり、中小企業は様々な課題に対するサポート体制の脆弱さゆえ敬遠がちとなり、進出の機会が妨げられてきた。日本企業海外進出・会員制 サポート「ラピタ」は、JTBコーポレートセールスが事務局となり、国内外の独自のパートナーシップの構築により、中小企業の海外進出を支援する。