ミンダナオ島ダバオ州で外国人誘拐事件発生
2015/09/22
22日に在フィリピン日本大使館が注意喚起
日本人女性も拉致されかけ軽傷との報道も
9月22日に在フィリピン日本国大使館は、「ミンダナオ地方ダバオ州における外国人誘拐の発生に伴う注意喚起」を発出した。その概要は以下のとおり。
1.9月21日深夜(当地時間)、ミンダナオ地方ダバオ市近郊のサマル島で、武装集団がリゾート施設を襲撃し、外国人3人を含む観光客等4人を誘拐する事件が発生した。
2.本事件の詳細は現地治安当局が捜査中であるが、ミンダナオ地方東部地域については共産系反政府武装組織(新人民軍/NPA)が依然として活発な活動をしているほか、イスラム過激派組織アブ・サヤフ・グループ(ASG)等反政府武装勢力の活動も見られており、これらの組織によるとみられる誘拐・襲撃等の事件が発生している。
3.ついては、サマル島については、危険情報「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」が発出されているが、上記の事案が発生したことも踏まえ、当面の間、可能な限り渡航を止められたし。それ以外のミンダナオ地方東部地域(ダバオ市を除く)への不要不急の渡航は中止されたし。
また、ダバオ市については現在「レベル1:十分注意してください。」が発出されているが、サマル島に近接していることから、最新の現地治安情勢の収集に努めるなど引き続き十分注意されたし。
さらに、ミンダナオ地域の一部(コタバト州、マギンダナオ州、サンボアンガ州、バシラン州、スールー州等)については、「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」が発出されているので、これらの地域への渡航は目的の如何を問わず控えられたし。
フィリピン「海外安全情報」:
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?id=013&infocode=2015T094#ad-image-0
4.なお、誘拐等の対策に関しては、以下も併せて参照されたし。
(1) パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(2) パンフレット「海外における脅迫・誘拐対策Q&A」(http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.htmlに掲載)。
(15年9月22日の在フィリピン日本大使館発表より)。