野村がフィリピン最大銀行BDOと合弁、比株式事業で
2015/06/29
PCIB証券へ49%出資、主に個人投資家対象に
野村ホールディングス(野村HD、本社:東京都中央区)とフィリピンの大手商業銀行BDOユニバンク.(BDO:本店、マニラ首都圏マカティ市)は6月29日、野村HDがBDOの証券子会社であるPCIBセキュリティーズ.(PCIB証券)に対し、現地当局の許認可等の取得を前提として出資することで合意した。PCIB証券は野村HDの出資完了後、野村HD49%、BDO51%出資の合弁会社となり、野村HDの持分法適用会社となる予定である。
フィリピンでは、安定的な経済成長を背景に個人投資家が増加しており、両社は合弁会社を通じて、主にフィリピン個人投資家を対象として、当初は国内株式オンライン取引サービスを展開する。また幅広い投資家層に、クロスボーダー取引の機会を提供する。
総資産規模等において現地最大の金融機関であるBDOと協業することにより、野村HDは現地資本市場の発展に貢献するとともに、フィリピンにおける収益基盤の構築、および野村グループのプレゼンスの向上を図る。そして、高い成長が期待できるフィリピン・オンショア市場でのビジネスを拡大することにより、アジアにおけるホールセール及びリテールビジネスの相乗効果の更なる創出を目指す。なお、本件による野村HD連結業績への影響は軽微である。
<合弁会社の概要>
1. 名称:双方協議により決定予定
2. 本店所在地:フィリピンマニラ首都圏マカティ市
3. 資本金:約 2億5,4167万ペソ(約7億円)
4. 資本構成 野村HD49%、BDO 51%
<BDOの概要>.
1.:名称 BDO Unibank, Inc
2.:設立 1968年
3.: 本店所在地フィリピン共和国マカティ市
4.:総資産 1兆8630億ペソ(約5兆円、2014年12月31日現在)
(16年6月29日の野村ホールディングス株式会社ニュースリリースなどより)。