2月も新車販売好調、23%増の2万0,663台(工業会)
2015/03/12
2カ月間で21%増の3万9,325台、4年連続の最高記録へ
首位トヨタのシェア44.7%、2位三菱18.6%、3位フォード8.6%
フィリピン自動車工業会(CAMPI)は、3月12日に、2015年2月の新車販売動向を発表した。
それによると、2015年2月のフィリピン国内四輪車新車販売台数 (CAMPIとトラック工業会加盟企業分:以下工業会加盟企業分と記す)は、前年同月比22.6%増の2万0,663台に達した。堅調なフィリピン景気、 各社の販促強化の奏功などにより二桁増加ペースを続けた。車種別では、乗用車が同44.4%増の8,149台、商用車が同11.6%増の1万2,514台 であった。
2015年2カ月間(1月~2月)の新車総販売台数(工業会加盟企業分)は、前年同期比21%増の3万9,325台に達した。 車種別では、乗用車販売台数が同40.2%増の1万5,349台(構成比39%)と好調であった。一方、商用車も同11.2%増の2万3,976台(構成比61%)へと二桁増加となった。
2015年2カ月間のメーカー別販売台数シェア(工業会加盟企業ベース)首位は、トヨタモーター・フィリピン(TMPC)の44.7%(1万7,579台)であった。第2位は三菱 モータース・フィリピンの18.6%(7,313台)、第3位はフォード・モータース・フィリピンの8.6%(3,396台)であった。
上記の販売台数、前年同期比、シェアなどは、自動車工業会加盟企業ベースの数値であり、CAMPIを脱退している韓国系の現代アジア・リソース(HARI)分などを含まないベースである。
なお、2014年の新車販売台数(工業会加盟企業分)は、前年比30%増の23万4,747台であった。また、CAMPIを脱退している韓国系の現代アジア・リソース (HARI)など自動車輸入販売企業協会(AVID)加盟企業分を含む総販売台数は同27%増の26万9,841台に達した。そして、双方ともに3年連続での過去最高更新となった。
2015年もさらなる増加が期待できる状況である。CAMPIは現時点では、2015年の工業会加盟企業の販売台数は2014年比16%増の27万 2,000台に達し、4年連続で最高記録を更新と予想している。非加盟企業分も含めた新車総販売台数も30万台を突破、同15%増の31万台程度に達し、 やはり4年連続の最高記録更新と見込んでいる。年初2カ月間の実績はその予想を上回るペースとなっている。