台風22号、昨年の30号(ヨランダ)並みの猛烈さに
2014/12/04
5日6時現在905ヘクトパスカル、最大瞬間風速85M
台風22号(フィリピン名:ルビー、アジア名:ハグピート)がフィリピンに接近しつつある。アジア名のハグピートはフィリピンが用意したもので「鞭打つ」という意味である。フィリピン各地に文字通りのような被害をもたらす可能性がある。
日本気象庁の12月5日午前6時45分の発表によると、台風22号は5日午前6時現在、フィリピンの東にあり中心位置は北緯11度35分、東経130度00分、時速20キロメートルの速さで西北西に向かっている。中心気圧は905ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速60メートル、 最大瞬間風速は同85メートルと、猛烈な台風となっている。現時点では、昨年11月にフィリピン中部を襲った史上最強級の30号(フィリピン名:ヨランダ)にも劣らないような猛烈さである。
この時点での日本気象庁の予想によると、台風22号は、非常に強い勢力を保ったままフィリピンに上陸、6日から9日にかけて、ミンダナオ北部やビサヤ地方などを横断する可能性が大きい。すなわち、昨年のヨランダと同様な進路を辿り、再び甚大な被害をもたらす懸念がある。
この台風22号接近に伴い、ボホール、シキホールなどビサヤ地方各地では、5日と6日、すべての学校を休校とすることなどが決定されている(14年12月5日午前6時の日本気象庁発表などより)。