三井住友海上、東南アジアでスマホ向け安全運転アプリ展開

2014/12/04

 MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険(三井住友海上)の地域持株会社である MSIG ホールディングス (アジア) Pte(以下、アジア持株会社と記す)は、アイオンロード社と提携し、スマートフォン向け安全運転アプリ「My Safe Drive」を共同開発した。そして、12月3日以降、東南アジア各国・地域において、順次リリースする。



 なお、アイオンロード社はイスラエルを拠点とするソフトウェア開発会社で、世界最大のオーディオメーカーである 米国ハーマンインターナショナル社の子会社である。「My Safe Drive」は、同社の安全運転アプリ「iOnRoad TM」の基本機能をベースに開発されした。今後、三井住友海上のノウハウも導入し、アップデートしていく予定である。

 「My Safe Drive 」は、「車間距離アラート機能」や「安全運転スコア機能」等のさまざまな安全運転サポート機能を有しており、三井住友海上の契約者はもちろん、契約者以外でも利用できる。また、より多くに利用してもらい、東南アジア各国・地域における安全運転への意識向上や事故防止に役立てるよう、業界初となる8言語(英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、マレー語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語、日本語)表記に対応する多言語表示機能を搭載している。

 三井住友海上では、アジア持株会社および東南アジア各国・地域の現地法人・支店においても、自動車の安全運転啓発・事故防止を積極的にサポートし、東南アジアにおけるリーディングカンパニーとして事故防止活動を推進するとともに、損害保険事業の発展に貢献していく方針である。


 三井住友海上は、2012年8月から日本国内のスマートフォン利用者向けサービスとして「スマ保」を提供しており、多くの顧客から好評を得ている。スマートフォン向けアプリを活用した国内の取り組みを、モータリゼーションの進展に伴い自動車事故が増加傾向にある東南アジアへ展開し、事故防止活動を推進する。

<「My Safe Drive TM」の概要>
①提供開始日 : 2014年12月3日以降、順次
②対象OS : Android:2.2以降、iOS:7.0以降
③対象地域 : このアプリのダウンロードには、東南アジア地域各国および香港のアカウントが必要である。
④主な機能 : 利用のスマートフォンにこのアプリをダウンロードすることにより、以下の機能が利用できる。
・ 前方走行車との車間距離(または衝突危険までの秒数)のタグ表示、および車間距離が近づいた際のポップアップと音声によるアラート機能
・高速道路等における車線逸脱アラート機能
・速度超過アラート機能、安全運転スコア機能、駐車位置メモリー機能 など
※このアプリ使用の際は、利用のスマートフォンをフロントガラスやダッシュボード等に固定するための車載ホルダー(クレイドル)が別途必要である。
(14年12月3日の三井住友海上火災保険株式会社ニュースリリースより)。