セブ航空、10カ月間の乗客数16%増の1,394万人に

2014/11/25

客席数13%増の1,656万席、稼働率84.2%(前年82.3%)

 

 フィリピンの格安航空(LCC)最大手であるセブ・パシフィック航空 (CEB)の2014年10月の乗客数は前年同月比24.2%増の141万0,397人、10カ月間(1~10月)累計では前年同期比15.7%増の1,394万0,763人であった。 

 10月の客席数(収容能力)は前年同月比12.8%増の168万1,407席、稼働率は83.9%で、前年同月の76.2%から7.7%ポイント上昇した。便数は7.4%増の10,318便、機体数は51機(前年同月47機)であった。

 10カ月間の客席数は前年同期比13.1%増の1,655万8,068席へと二桁増。稼働率は前年同期を1.9%ポイント上回る84.2%。便数は5.2%増の10万1,586便であった。

 なお、2015年は「ビジット・フィリピン・イヤー」である。それに向けて、CEBも日本人観光客・旅行客などを誘致すべく、フィリピン⇔日本線を拡充しつつある。その一環として、来年3月26日には、セブ(マクタン・セブ国際空港)⇔東京(成田)線直行便を就航する。

 また、新鋭機導入も積極的に行っている。11月9日には、エアバスA320シャークレッツ一機が納入された。CEBにとって、今年5機目のA320取得となる。

  今回の納入で、CEBの運航機数は、エアバスA319 が10機、A320が29機、A330が5機、ATR-72 500が8機、合計52機となる。これらの平均機体年齢は4.28年で、世界の航空会社のなかでも最も若い部類とされている。 さらに、2014年から2021年にかけてエアバスA320型9機、エアバスA321Neo型30機、エアバスA330型1機が納入される予定である (14年11月24日のセブ・パシフィック航空発表などより)。

セブ・パシフィック航空の乗客数・客席数・稼働率の推移 (タイガー・エアウェイズ・フィリピンズ含む)

項目  10月 伸び率 1~10月 伸び率
2014年 2013年 2014年 2013年
乗客数 1,410,397 1,135,438 24.2% 13,940,763 12,045,974 15.7%
客席数 1,681,407 1,490,112 12.8% 16,558,068 14,638,469 13.1%
客席稼働率 83.9% 76.2% 7.7pts. 84.2% 82.3% 1.9pts.
 
稼働キロ数(RPK、千km) 1,381,493 1,042,786 32.5% 13,204,732 10,742,132 22.9%
座席キロ数(ASK、千km) 1,893,205 1,453,421 30.3% 16,514,476 13,293,252 24.2%
 
便数 10,318 9,605 7.4% 101,586 96,563 5.2%
機体数(月/期末現在) 51 47 8.5% 51 47 8.5%



2010年 2011年 2012年 2013年 13年/12年伸率
客席数(万席)
国内線 959.3 1,052.4 1,227.6 1,327.7 8.2%
国際線 266.3 330.4 376.5 424.6 12.8%
合計 1,225.6 1,382.8 1,604.1 1,752.3 9.2%
乗客数(万人)
国内線 822.7 921.6 1,026.6 1,104.4 7.6%
国際線 223.4 271.7 298.9 330.8 10.7%
合計 1,046.1 1,193.3 1,325.5 1,435.2 8.3%
客席稼働率
国内線 85.8% 87.6% 83.6% 83.2% -0.4pts
国際線 83.9% 82.3% 79.4% 77.9% -1.5pts
合計 85.4% 86.3% 82.6% 81.9% -0.7pts

   (出所:セブ・パシフィック航空の統計より作成)