台風連続発生、30日発生の12号は比東方から沖縄南へ
2014/07/30
日本気象協会によると、29日12時(日本時間:以下同様)、グアム島を含むマリアナ諸島で、台風11号(国際名:ハー ロン)が発生した。ハーロンはベトナムが用意したもので、湾の名前である。台風の名前は、台風委員会(日本ほか14カ国等が加盟)の加盟国などが提案した 名前が、あらかじめ140個用意されていて、発生順に付けられる。
日本気象庁の30日午前6時40分の発表によると、台風11号は30日午前6時現在、マリアナ諸島にあり、中心位置は北緯13度35分、東経146度10分にあり、時速15キロメートルの速さで西北西に向かっている。中心気圧は992ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速23メートル、 最大瞬間風速は同35メートルとなっている。
また、30日午前3時、フィリピンの東で台風12号(国際名:ナクリー、フィリピン名:インダイ)が発生した。国際名のナクリーはカンボジアが用意しもので花の名前である。7月までに台風が12個発生したのは1997年以来で、17年ぶりの早いペースである。
30日午前6時現在、台風12号はフィリピンの東にあり、中心位置は北緯18度50分、東経129度30分にあり、ゆっくりと西北西に向かっている。中心気圧は994ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速18メートル、最大瞬間風速は同25メートルとなっている。
日本気象庁の30日午前7時05分の発表では、台風12号は、31日午前6時には沖縄の南にあり、中心位置は北緯22度10分、東経126度40分、中心気圧は990ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速20メートル、最大瞬間風速は同30メートルと予想されている。台風12号の近づく南 西諸島では、次第に雨や風が強まり、荒れた天気となりそうである(14年7月30日の日本気象庁、日本気象協会、フィリピン災害対策本部発表などより)。