ユニクロ比進出2周年、6月末で15店体制に

2014/07/03

早期50店目標、将来は業界首位目指す

 

 フィリピンにおけるユニクロ店舗数が順調に増加している。初出店は2012年6月であったが、約1年後の2013年5月末に4店となり、2013年11月末には10店に達した。2014年5月末には12店、そして、6月末には15店へと増加した。

 ファーストリテイリングはフィリピンにおけるユニクロ店舗の出店、運営を目的として、2012年1月にSM リテール社と共同出資して合弁会社「ファーストリテイリング・フィリピン社(FRPI、所在地はマニラ首都圏パサイ市)を設立した。ファーストリテイリングの出資比率は75%である。

 合弁相手のSMリテール社は、商業施設運営、銀行、不動産、ホテル、コンベンション事業などを展開するフィリピン最大級のコングロマリットであるSMイ ンベストメンツ社の子会社であり、小売業におけるリーディングカンパニーで50年の歴史を誇っている。

 FRPIは、2012年6月15日に、ユニクロのフィリピン1号店を、アジア最大級の巨大ショッピングモール「SMモール・オブ・アジア」内にオープン した。「SMモール・オブ・アジア」は、マニラ首都圏パサイ市湾岸地区に立地する総床面積が東京ドーム8個分の巨大モールである。「ユニクロ モール・オ ブ・アジア店」は、メンズ、ウィメンズ、キッズを取り揃えた売場面積約470坪の大型店舗であり、ユニクロの多彩な品揃えを体感できる。

 今年5月には、マカティ市カラヤン通りのセンチュリー・シティーモール2階に出店、12店体制とした。そして、6月にはイーストウッド・シティ店、ゲー トウエイ・モール店、SMシティ・ロサレス店の3店をオープン、一気に15店体制が構築された。

 なお、FRPIは2012年6月の初出店時に、「3年間で50店舗出店、遠くない将来にフィリピン首位となることを目指す」と表明している(株式会社 ファーストリテイリングのウエブサイトなどより)。