ローソンがフィリピンに、2020年に500店目標
2014/06/13
比小売大手ピュアゴールドとの合弁事業
ローソン(本社:東京都品川区)とフィリピンの小売大手ピュアゴールド・プライスクラブ(PPCI、本社:マニラ市)は、合弁会社を設立し、2014年中にフィリピンに「ローソン」を出店する。
ローソンは、PPCIが5月30日に設立した「PG Lawson,Company,Inc」(PGローソン、本社:マニラ市パコロムアルデズストリート900)に出資する契約を6月12日に締結した。7月に合弁会社となる予定である。資本金は5億ペソ、出資比率はPPCI70%、ローソン・アジアパシフィック30%となる。
PGローソンはローソンの持つCVS運営ノウハウや商品開発力と、PPCIの持つ地域に密着した商品調達力、店舗開発力を活かし、フィリピンの地域特性にあった「ローソン」店舗を展開していく。2014年中にオープン予定の1号店を皮切りに、2020年度までに500店舗を出店する計画である。
ローソンの海外出店国は、中国、インドネシア、ハワイ、タイに続き5カ国目となる。 ちなみに、2014年5月末現在の店舗数は日本国内11,867店、海外495店(中国401店、インドネシア59店、タイ31店、ハワイ4店)となっている。
一方、PPCIはィリピン第2位の小売業であり、ハイパーマーケット、スーパーマーケットなどを展開、急成長を続けている。2013年末の店舗数は213店に達し、2012年末の156店から57店、率にして36.5%急増した。従業員数は約4,000人に達している。
2013年の純売上高は前年比27%増の732億ペソ、税引き後純利益は同46%増の39億6,000万ペソへと急増している(14年6月13日の株式会社ローソンのニュースリリースなどより)。