4カ月間の新車総販売台数、21%増の8万1千台に
2014/05/20
工業会22%増の6万9,737台、輸入車協会14%増加
既報の通り、先頃、フィリピン自動車工業会(CAMPI)は、「2014年4カ月間(1月~4月)の国内四輪車新車販売台数は、前年同期比22.1%増の6万9,737台に達した」と発表した。
堅調なフィリピン景気、各社の販促強化の奏功などにより、新車販売は好調に推移している。ただし、 6万9,737台という数値や前年同月比などは、自動車工業会(CAMPI)を脱退した市場シェア第3位の韓国系の現代アジア・リソース(HARI)分などを含まないCAMPIとトラック工業会加盟企業分のみのベースである。
5月20日付け各紙電子版によると、HARIなどが所属する自動車輸入販売企業協会(AVID)加盟企業の2014年第1四半期の販売台数は、前年同期比14.4%増の1万1,712台となった。
年初4カ月間の工業会とAVIDの加盟企業の販売台数を単純に合計すると、前年同期比20.9%増の8万1,449台となる。CAMPIとAVIDの合算数字から重複加盟のCATSモーター分などを調整する必要はあるが、年初4カ月間の新車総販売台数は8万1千台を突破、好調が続いたと言える。
なお、工業会加盟企業とAVID加盟企業の合計から重複加盟分を調整した2013年の新車総販売台数は、前年比14%増の21万台に達し、2連連続での過去最高更新となった。CAMPIは2014年の総販売台数を9.5%増の23万台と予想している。