比トヨタ自動車、1月の販売台数50%増加
2014/02/10
フィリピン自動車業界におけるトヨタモーター・フィリピンズ(TMPC)の強さが際立っている。
2013年のフィリピン国内四輪車新車販売台数(工業会加盟企業分)は、前年比16%増の18万1,283台に達した。そしてCAMPIを脱退している韓国系の現代アジア・リソース(HARI)など 自動車輸入販売企業協会(AVID)加盟企業分を含む総販売台数は同14%増の21万台に達した。双方ともに2年連続での過去最高更新となった。
そのなかでも、TMPCの販売台数は7万5,161台に達し、工業会加盟企業でのシェアは41.5%、総販売台数ベースでのシェアは35.7%で2位以下を大きく引き離している。レクサスを加えると、2013年のトヨタ車販売台数は7万5,587台に達した。
TMPCは、2013年まで12年連続で、フィリピン自動車市場の三冠王(総販売台数、商用車販売台数、乗用車販売台数いずれもトップ)となった。 2014年の販売台数目標は20%増の9万台とのことであり、 13年連続の三冠王達成が期待される。
2月10日付けフィリピン各紙によると、TMPCの2014年1月の販売台数は7,062台に達し、前年同月の4,716台から50%増と急増したとのことである。乗用車では、ヴィオスが引き続きベストセラーカーとなり、商用車では、イノーバ、フォーチュナーなどが好調を維持した。フォーチュナーの販売台数は1,623台に達し、2005年発売以来の月間最高記録を更新した。
なお、TMPCは、1988年にトヨタ自動車のフィリピン車両製造/販売拠点として設立され、1989年から生産/販売を開始した。TMPCの出資比率はトヨタ自動車34%、 三井物産15%、メトロバンク・グループ51%となっている。