佐賀銀行、フィリピン・メトロバンク等と提携

2014/02/05

佐賀銀行(本店:佐賀市)は、「中堅・中小企業の海外への進出支援体制の整備を目的として、フィリピンの大手商業銀行メトロポリタン バンク&トラスト(メトロバンク、本店マニラ首都圏マカティ市)と、インドのインドステイト銀行(SBI)と業務提携した」と発表した。



 この業務提携は、国際協力銀行(JBIC)がインドステイト銀行およびメトロバンクとそれぞれ2012年8月、2013年3月に締結した、日本の地域金融機関を通じた中堅・中小企業のインドおよびフィリピンへの進出支援体制の整備に係る覚書に参加することにより、インドステイト銀行およびメトロバンクの両行と提携関係を築くものである。両行を通じ顧客への主なサービス内容は以下のとおり。

(1)現地経済・投資環境情報の提供
(2)JBIC主催・提携行の協力による現地投資環境セミナーの案内
(3)海外進出している顧客の提携行での口座開設や個別相談
(4)提携行間の個別契約締結を前提とする佐賀銀行スタンドバイクレジットによる現地融資

 なお、フィリピンはASEAN第2位の約9,800万人の人口を有し、若年人口が多く、英語が通じる豊富な労働力を有することから、日系企業の進出先として注目されている。佐賀銀行はメトロバンクの日系企業担当窓口(ジャパンデスク)やフィリピン国内の拠点網を活用して、日系企業の現地進出を支援していくことになる。

 メトロバンクはフィリピン全土をカバーする839の国内支店、海外33拠点、1,800台以上のATMという強力なネットワークをもとに、個人、中小企 業、大企業、多国籍企業に至るまで広い範囲の貸出業務に強みがあり、特に貿易関係ではフィリピンで一番の取扱高を誇っている。総資産は約1兆2,524億ペソ(2013年9月末現在)でフィリピン第2位の規模となっている。

 本店には2002年よりジャパンデスクを設置済みであり、同デスクは日本人ヘッドのほか、フィリピン人営業担当者8名、アシスタント6名、総勢15名の 陣容となっている。在日拠点は東京支店(設置:1996年3月)、大阪出張所(設置:1998年12月)の2 拠点となっている(14年1月29日の佐賀銀行ニュースリリースなどより)。