消費者信頼感指数、フィリピン119で世界第2位に

2013/02/06

インド121に次ぐ楽観見通し:ニールセン58カ国調査
インドネシア117で3位、日本59、最低はギリシャの35

 世界的な調査・コンサルタント企業であるニールセンは2月5日に、「2012年第4四半期世界消費者信頼感調査」結果を発表した。

 2005年に開始された「消費者信頼感指数および購買意図に関するニールセングローバル調査」は、世界各国の消費者を対象に、消費者の信頼感指数、主な関心事、購買意図を追跡している。消費者信頼感指数は、100 を基準にその上下で楽観と悲観の度合いを示している。

 最新調査は2012年 11月 10日~11月27日にかけて、世界58カ国・地域の2万9,000人以上の消費者を対象に実施された。その結果発表によると、2012年第4四半期の世界消費者信頼感指数は前四半期よりも1ポイント低下、91となった。調査対象中48カ国・地域で指数が低下した。

 今回の調査で消費者信頼感指数が最も高かったのは、引き続きインドであり、前四半期から2ポイント上昇して 121 ポイントに達した。第2位はフィリピンで同1ポイント上昇の119ポイント、第3位がインドネシアで同2ポイント低下の117ポイントであった。アジアで100ポイント超であったのは、タイの115ポイント(世界4位)、中国の108ポイント、マレーシアの103ポイントであった。
 フィリピンは前四半期は118ポイントで、インドとインドネシアの119ポイントに続く微差の3位であったが、今回は2位に浮上した。

 なお、米国は89ポイント、ドイツは87ポイント、日本59ポイントであった。ギリシャの35ポイントが最低であったが、前四半期からは2ポイント上昇した(13年2月5日のニールセン発表より)。