岸田外務大臣、アキノ大統領を表敬

2013/01/10

 南シナ海等の国際情勢で意見交換も

 フィリピンを訪問中の岸田文雄外務大臣は、1月10日13時頃(現地時間)から約45分間、アキノ大統領を表敬した。概要は以下のとおり。


1.岸田大臣は、日・フィリピン関係の重要性に鑑み、外相就任後初の訪問国としてフィリピンを訪問した旨述べ、昨年12月の台風パブロによる被害に対して見舞いを述べるとともに、東日本大震災に対するフィリピンからの支援に対して改めて謝意を表した。

2.二国間関係に関し、岸田大臣が日・フィリピン間の「戦略的パートナーシップ」を一層強化したいと述べ、アキノ大統領もこれに同意した。また、ミンダナオ和平に関し、岸田大臣が昨年10月の「枠組み合意」署名を歓迎するとともに、日本として引き続き最大限の貢献を行っていくと述べたのに対し、アキノ大統領は、日本のミンダナオ和平に対する取組を評価すると述べ,これに謝意を表した。さらに、二国間経済関係について、一層の貿易・投資の拡大を目指すとともに、日本がフィリピンのインフラ整備に協力することで一致した。

3.ASEAN関連では、岸田大臣が、2013年は日・ASEAN友好協力40周年であると述べ、今後とも緊密に連携することで一致した。また、南シナ海等の国際情勢について意見交換を行った(13年1月10日の日本外務省発表より)。