フィリピン株ファンド上昇率、3カ月連続トップ

2012/12/11

11月末の年間上昇率55%、キャピタルAM運用
設定(一昨年5月末)来の上昇率は85%に

 

 キャピタル アセットマネジメント(東京都千代田区内神田、代表者:杉本年史社長)が運用する「フィリピン株ファンド」が傑出したパフォーマンスを見せている。

 

 2012年11月末時点での過去1年の上昇率(リターン)が55.07%となり、日本の全ファンドのなかでトップとなった(モーニングスター集計・発表、対象は純資産10億円以上のファンド、過去1年実績比較、12月10日時点の速報値)となった。これは、9月末から3カ月連続での首位である。

 ちなみに、第2位は三井住友の「アジア好利回りリート・ファンド・リラ」の53.00%、第3位は野村アセットの「(オーロラⅡ) トルコ投資F」の52.85%%、第4位は損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの「フォルティス・トルコ株式『愛称:メルハバ』」の51.05%となっている。

 また、国際株式型ファンドのなかでは、2012年2月~6月に5 ヵ月連続してトップパフォーマンスを維持したのに続いて、今回再び3カ月連続でのトップパフォーマーとなった。

 なお、11月30日時点の「フィリピン株ファンド」の上昇率は1カ月間では10.70%、3カ月間で21.79、6カ月間では28.03%となっている。設定日(2010年5月28日)以来の上昇率は84.63%(上昇率は、分配金を再投資したものとして計算)に達している。

 「フィリピン株ファンド」は、純資産総額10億円以上のファンドとしては、現時点では数少ないフィリピン市場投資ファンドである。フィリピンの取引所に上場している株式、ならびに世界各国・地域の取引所に上場しているフィリピン関連企業の株式を主要投資対象としている。
 
 フィリピンは、若い人口を基盤とする旺盛な内需のほかにも、卓越した英語力を武器に世界に展開するOFW(在外フィリピン人就労者)を強みとするユニークな経済構造を有する。このような強みが発揮されつつあり、景気は堅調に推移、今後成長力を高めると予想されている。

 このような良好なファンダメンタルズを背景に、フィリピン株式は10月時点で今年もアジア最高クラスのパフォーマンスを見せており、今後も堅調に推移すると期待されている。キャピタル アセットマネジメントは、特に消費関連、インフラ関連、銀行などのセクターが経済成長の恩恵を受けると見ており、これらの業種を中心に投資していく方針である(モーニングスター株式会社ウエブサイト)より