スーパー台風24号、フィリピン中南部横断見込み

2012/12/02

今年最強、昨年の21号上回る勢いとの観測

 

  日本気象庁の12月3日午前3時45分の発表によると、3日午前3時現在、台風第24号(国際名:ボーファ、フィリピン名:パブロ)の中心位置は、カロリン諸島北緯6度30分、東経113度20分にあり、西に向かって速度時速25kmで進んでいる。

 

台風24号の午前3時現在の中心気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は秒速45メートル、最大瞬間風速は同65メートル。15m/秒以上の強風域は全域390km。日本気象庁予想では、台風24号は非常に強い勢力を保ったまま、4日~5日にかけて、フィリピン南部のミンダナオ、ビサヤ地方を横断、その後、南シナ海へ抜けると予想している。

 フィリピン気象庁(PAGASA)も、台風24号が日本気象庁予想と同様な進路を辿ると予想、2日には既に、ミンダナオやビサヤ地方の一部にシグナル1を発出している。また、セブ・パシフィック航空ミンダナオ・ブトゥアン便キャンセルなどの影響なども出始めている。
 
 PAGASAは台風24号は今年で最もパワフルであり、昨年12月にミンダナオ、ビサヤ地方を横断し1,500名以上の死者、行方不明者など大被害をもたらした21号(国際名:ワシ、フィリピン名:センドン)を上回るスーパー台風として、厳重な警戒を呼び掛けている(12年12月3日午前3時45分の日本気象庁発表などより)。