フィリピン連続世界トップ:中堅企業経営者景況感

2012/11/28

景況感DIが84に、世界平均8、日本はマイナス65で最下位
 

 有力会計・監査グループである太陽ASGグループ(グラント・ソントン加盟事務所)が、第14回「中堅企業経営者景況感意識調査」~世界41カ国同時調査~を発表した。

 今回の調査対象である世界41カ国(前期は40カ国)における、自国経済の今後一年の見通しに関する2012年第3四半期(調査実施期間2012年8月~9月、以下今回)の景況感平均DIは8で、前期(同2012年5月~6月)の23から15ポイント悪化した。ただし前年同期(同2011年8~9月)からは5ポイント改善となった。

 また、調査対象国のうち、G7、アジア太平洋諸国など日本とのつながりが大きい主要26カ国における今回の同DIは13となり、前期比4ポイント悪化、前年同期比7ポイントの悪化であった。
 
 今回調査で、景況感DIが最も高かったのはフィリピンの84。2位がチリの78、3位がインドの68、4位がブラジルの66、5位がカナダの54と続く。一方、景況感DIが最も低かったのは日本の-65、以下、スペインの-64、フランスの-44などであった。日本は前期の-41から24ポイント悪化した。
  
 上記のように、フィリピンの景況感DIは84で、前期の90から6ポイント低下したが、前年同期の84と同水準であった。そして、主要国ランキングにおいて、前期に引き続き、首位となった(12年11月28日のグラントソントン太陽ASG株式会社プレスリリースより)。