フィリピン株ファンド上昇率、連続トップ
2012/11/07
10月末年間上昇率37%、キャピタルAM運用
設定(一昨年5月末)来の上昇率は67%に
キャピタル アセットマネジメント(東京都千代田区内神田、代表者:杉本年史社長)が運用する「フィリピン株ファンド」が傑出したパフォーマンスを見せている。
2012年10月末時点での過去1年の上昇率(リターン)が37.29%となり、日本の全ファンドのなかでトップとなった(モーニングスター集計・発表、対象は純資産10億円以上のファンド、過去1年実績比較、11月8日時点の速報値)となった。これは、9月末に続く2カ月連続での首位である。
ちなみに、第2位は野村アセットマネジメントの「(オーロラF) タイ投資F」の31.81%、第3位は岡三アセットマネジメントの「ワールド・リート・セレクション(アジア)」の31.76%、第4位は損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの「フォルティス・トルコ株式『愛称:メルハバ』」の30.22%、第5位は野村アセットマネジメントの「(オーロラⅡ) トルコ投資F」の29.49%となっている。
また、国際株式型ファンドのなかでは、2012年2月~6月に5 ヵ月連続してトップパフォーマンスを維持したのに続いて、今回再び2カ月連続でのトップパフォーマーとなった。
なお、10月31日時点の「フィリピン株ファンド」の上昇率は1カ月間では6.93%、3カ月間で7.02%、6カ月間では6.89%となっている。設定日(2010年5月28日)以来の上昇率は66.78%(上昇率は、分配金を再投資したものとして計算)に達している。
「フィリピン株ファンド」は、純資産総額10億円以上のファンドとしては、現時点では唯一の「フィリピン市場へ投資するファンドである。フィリピンの取引所に上場している株式、ならびに世界各国・地域の取引所に上場しているフィリピン関連企業の株式を主要投資対象としている。
フィリピンは、若い人口を基盤とする旺盛な内需のほかにも、卓越した英語力を武器に世界に展開するOFW(在外フィリピン人就労者)を強みとするユニークな経済構造を有する。このような強みが発揮されつつあり、景気は堅調に推移、今後成長力を高めると予想されている。
このような良好なファンダメンタルズを背景に、フィリピン株式は10月時点で今年もアジア最高クラスのパフォーマンスを見せており、今後も堅調に推移すると期待されている。キャピタル アセットマネジメントは、特に消費関連、インフラ関連、銀行などのセクターが経済成長の恩恵を受けると見ており、これらの業種を中心に投資していく方針である。
ちなみに、9月末時点での「フィリピン株ファンド」の組み入れ銘柄の業種別構成比率は不動産22.5%、銀行22.4%、資本財18.3%、各種金融12.4%、食品・飲料・タバコ7.4%、その他14.7%、現金2.3%となっている。
組入上位銘柄とそれらの構成比率は、SMインベストメンツ9.0%、SMプライム7.5%、アヤラコープ7.4%、ユニバーサル・ロビーナ7.4%、アヤラランド6.6%、メトロバンク6.1%、バンク・オブ・ザ・フィリピンアイランズ(BPI)6.0%、メトロ・パシフィック・インベストメンツ5.0%、BDOユニバンク4.3%、アライアンス・グローバル3.8%などである(モーニングスター株式会社ウエブサイトやキャピタル アセットマネジメント株式会社の月次レポートなどより)。