三菱商事、フィリピン洪水被害支援に500万円

2012/08/13

継続的かつ地域ニーズ重視の社会貢献活動推進

 フィリピンのルソン地域などでは台風襲来や南西モンスーンの影響で、7月後半から悪天候が続いている。先週末には晴れ間も見られたが、台風に発達する可能性のある新たな熱帯低気圧が発生しており、8月13日も雨模様となっている。

 国家災害リスク軽減評議会(NDRRMC)の発表によると、台風11号(国際名ハイクイ)の影響などによる南西モンスーン活発化で、マニラ首都圏や周辺州などが、豪雨、雷雨、強風、洪水に見舞われている。8月13日午前6時時点で、この南西モンスーンによる洪水などで死者91名、負傷者11名、行方不明者4名などの被害が出ている。被災者世帯数は約76万世帯、被災者数は約345万人に達している。そして、約22万世帯、約103万人が避難生活を強いられている。

 三菱商事は8月10日に、上記のようなフィリピンのマニラ首都圏な各地で発生した豪雨・洪水による被害に対し、被災地支援として、500万円の義捐金を拠出することを決定した。

 これまでも、2011年12月にミンダナオ島を通過した台風21号による被害に対し500万円の義捐金、2009年9月にマニラ首都圏を直撃した台風16号による洪水被害に対し100万円の義援金を拠出するなどタイムリーかつ速やかな支援を継続している。

 三菱商事グループは社会貢献・地域貢献を重視しており、三菱商事および連結対象会社、三菱商事が支援する財団や基金において、グローバルに社会貢献活動に取り組んでいる。各地の社会状況や文化的・歴史的背景が異なることから、このような多様性を重視し、各地域社会のニーズを活かした活動を推進している。

 フィリピンでは、マニラ支店を通じて、あるいは出資先のアヤラ・グループと共同で様々な社会貢献事業を推進してきている。災害支援のほか、例えば、公立学校への教室寄付、コンピュータ教育普及支援、環境保全活動などである。