比セブン・イレブンがセブにも進出、今年30店開店へ
2012/07/25
授権資本50%増の6億ペソに、15%の株式配当も
フィリピンのセブン・イレブンが非常に好調に推移しており、今後も積極的に店舗網を拡大する方針である。
フィリピンのセブン・イレブンは台湾系のプレジデント・チェーン・ストア(ラブアン)ホールディングスが56.59%を所有するフィリピン・セブン社(PSC)によって運営されている。
既報の通り、このPSCの2012年度上半期(1月~6月)総収入は前年同期比36%増の63億2,559万ペソ、商品売上高は同36%増の57億2,183万ペソ、純利益は同38%増の1億6,426万ペソと大幅増収増益決算となった。
PSCは今後の事業拡大に備えるべく、7月24日の特別取締役会において、授権資本額を現行の4億ペソから6億ペソへと50%増額することを決議した。また、15%の株式配当実施も決議された。
フィリピンでのセブン・イレブン第1号店は、1984年2月にケソン市エドサ通り沿いにオープンした。そして、2006年末287店、2007年末311店、2008年末368店、2009年末447店、2010年末551店、2011年末689店、2012年6月末746店と順調に拡大している。PSCは2012年年末までに800店、2013年末までに1000店とする方針を表明している。
現時点では、セブン・イレブンの店舗網はルソン島にとどまっている。しかし、今月中にセブ1号店がオープンする見込み。7月25日付けフィリピン各紙電子版によると、PSCは2012年中にセブに30店舗をオープンする予定である(12年7月24日のフィリピン証券取引所回覧5524-2012号などより)。