フィリピンのデル・ロサリオ外務大臣、岡田副総理表敬

2012/06/28

看護師・介護福祉士候補者の一段の受入れ改善など討議

 6月28日午前11時45分から約40分間、岡田克也副総理は、外務省賓客として訪日中のアルバート・デル・ロサリオ・フィリピン外務大臣による表敬を受けた。



 この表敬には、フィリピン側からロペス駐日フィリピン大使、バシリオ外務省政策担当次官ほか、日本側からは卜部駐フィリピン日本国大使、梅田南部アジア部長ほかが同席した。概要は以下の通り。

1.岡田副総理が、デル・ロサリオ大臣の訪日を歓迎するとともに、昨年9月のアキノ大統領訪日の際に両国関係を「戦略的パートナーシップ」と位置付けた意義は非常に大きいと述べた。デル・ロサリオ大臣は、「戦略的パートナーシップ」は外交関係樹立後56年間に及ぶ両国関係の特筆すべき進展であり、両国は共通の価値、課題及び願望を有していると述べた。また、デル・ロサリオ大臣は、東日本大震災からの復興に取り組む日本の固い信念及び規律正しい行動への讃辞を述べるとともに、「日本が着実に復興を進めていることを喜んでおり、日本が更に強い国として復興することを信じている」と発言した。

2.デル・ロサリオ大臣は、日・フィリピン経済連携協定(JPEPA)に基づき、両国が良好な経済関係を有していることに言及するとともに、看護師・介護福祉士候補者の受入れ改善について更なる努力を求めた。これに対し、岡田副総理は、候補者に配慮した国家試験の改善等これまでの日本側の努力に言及しつつ、今後も改善を続けていきたいと述べるとともに、日本とフィリピンの経済関係は相互補完関係にあり、両国の経済関係の更なる強化が望まれており、実際にそれは可能であると述べた。さらに、デル・ロサリオ大臣は、日本がこれまでフィリピンに対して行ってきた政府開発援助(ODA)による支援がフィリピンの発展に寄与していると述べ、謝意を表した。

3.また、ミンダナオ和平プロセスに関し、デル・ロサリオ外相は、日本が国際監視団(IMT)及び国際コンタクトグループ(ICG)への関与等を通じて貢献していることについて謝意を表明するとともに、アキノ大統領は和平達成に強くコミットしていると述べた。これに対し,岡田副総理は、日本は和平プロセスを引き続き支援していきたいと述べた。

4.その他、岡田副総理とデル・ロサリオ大臣は地域情勢等についても意見交換を行った(11年6月28日の日本外務省発表より)。