ユニクロ、3年間でフィリピン50店体制へ

2012/06/13

明日、SMモール・オブ・アジアに1号店

フィリピンでも世界でもトップを目指す

 ユニクロのフィリピン1号店が、6月15日にオープンする。出店場所はアジア最大級の巨大ショッピングモール「SMモール・オブ・アジア」である。 

 このユニクロのフィリピン第1号店開店に向けて、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が記者会見を行い、安定成長を続けるフィリピンで今後3年間に50店を出店する方針を表明した。

 ファーストリテイリングは、アジアを最大の成長機会と捉え、今後ますます出店を加速させたいと考えている。東南アジアでは、シンガポール、マレーシアに続き昨年9月タイに初進出した。そして、ついに、東南アジア4カ国めとなるフィリピン初のユニクロがオープンさせ、東南アジア市場での基盤を強固にしさらなる飛躍、拡大を目指す。今後はインドネシアやベトナムへの進出も計画している。 


 なお、ユニクロのフィリピン第1号店が立地する「SMモール オブ アジア」は、マニラ首都圏パサイ市湾岸地区に立地する総床面積が東京ドーム8個分の巨大モールである。ファッションブランドが一堂に揃うアパレル激戦区として、また観光スポットとしても人気のマニラ湾に隣接したこの施設は、マニラ全土から顧客が集うフィリピン随一のショッピングモールである。昨年10月15日には、良品計画が、フィリピンでの無印良品店第4号店となるMUJIモール・オブ・アジア店を正式オープンしている。

 「ユニクロ モール オブ アジア店」は、メンズ、ウィメンズ、キッズを取り揃えた売場面積約470坪の大型店舗であり、ユニクロの多彩な品揃えを体感できる。

 ファーストリテイリングは今年1月30日に、フィリピンにおけるユニクロ店舗の出店、運営を目的として、SM リテール社と共同出資して合弁会社を設立した。この合弁企業の商号はファーストリテイリング・フィリピン社(FRPI)、資本金は4億ペソ(約7.2億円)、所在地はマニラ首都圏パサイ市である。

合弁相手のSMリテール社は、商業施設運営、銀行、不動産、ホテル、コンベンション事業などを展開するフィリピン最大級のコングロマリットであるSMインベストメンツ社の子会社であり、小売業におけるリーディングカンパニーで。50年の歴史を誇っている。