1月の新車販売台数、15.6%減の1万0762台に
2012/02/21
自工会24.9%減の8.296台、輸入車協会37%増
1位トヨタ3127台、2位三菱2311台、3位現代2153台
既報の通り、フィリピン自動車工業会(CAMPI)は、2012年1月の国内四輪車新車総販売台数(CAMPI加盟企業分のみ)は、前年同月比24.9%減の8,296台にとどまったとの速報値を発表した。
この8,296台という数値は、CAMPIを脱退した第3位の韓国系の現代アジア・リソース(HARI)分などを含まないベースである。車種別では、特に、乗用車販売台数が前年同月比44.6%減の2.214台(構成比27%)と不振であった。商用車は同13.7%減の6,082台(構成比27%)であった。1月も依然、タイの洪水による部品供給不足が響いた。
2月21日付けフィリピン各紙電子版によると、自動車輸入販売企業協会(AVID)加盟企業の1月のフィリピン販売台数は、前年同月比37%増の2,526台と大幅増加した。AVIDの乗用車販売は同71%増と大幅増加、商用車は6%増加したとのことである。
この結果、フィリピンの1月の四輪車新車総販売台数は、 1万0,762台(CAMPIとAVIDの合算数字から重複加盟企業分を調整)にとどまり、前年同月の1万2,758台から15.6%減少ということになった。
1月のメーカー別総販売台数トップはトヨタモーター・フィリピンズの3127台(前年同月比25.7%減少)。第2位は三菱モーター・フィリピンズの2,311台(同ほぼ横這い)、第3位は現代車の2,153台(同40%増)であった(上記数値の一部は各紙報道や手元計算による数値)。