民間建築認可件数、5.4%増の 2万5,255件

2011/12/30

認可額は10%減の416億ペソ:2011年第3四半期

 国家統計局(NSO)は12月29日、2011年第3四半期(7~9月)の民間建築統計速報値を発表した。フィリピン全国の民間建築認可件数は前年同期比5.4%増の2万5,255件。タイプ別内訳は、住宅が3.0%増の1万8,154件、非住宅が7.6%増の3,377件、増改築・修繕が15.9%増の3,724件。

 


 地域別で多かったのは、カラバルソン地域(カビテ、ラグーナ、バタンガス、ケソン、リサール)の5,516件(シェア21.8%)、次いで中央ルソン地域(バタアン、ブラカン、ヌエバエシハ、パンパンガ、タルラック、サンバレス、アウロラ)の2,972件(11.8%)、マニラ首都圏(NCR)の2,923件(11.6%)、ダバオ地域(北・南・東ダバオ、コンポステラ・バレー)2,699件(10.7%)、中央ビサヤ地域(ボホール、セブ、東ネグロス、シキホール)2,449件(9.7%)。

 州別で上位は、カビテ州1,869件(シェア7.4%)、南ダバオ州1,704件(6.7%)、ブラカン州1,334件(5.3%)、ラグーナ州1,132件(4.5%)、セブ州1,071件(4.2%)、バタンガス州1,031件(4.1%)、リサール州1,005件(4.0%)など。

 建築認可総額は前年同期比10.0%減の416億2,846万ペソ。タイプ別内訳は、住宅が17.4%減の202億9,916万ペソ、非住宅が21.6%減の141億5,851万ペソ、増改築・修繕は97.0%増の71億7,078万ペソだった。地域別で多かったのは、マニラ首都圏134億ペソ(シェア32.1%)、カラバルソン地域94億ペソ(22.6%)、中央ルソン地域41億ペソ(9.8%)。

 建築認可総面積は前年同期比10.3%減の439万0665平米。そのうち、住宅建築認可面積は14.9%減の237万3,161平米、1平米当り平均建築コストは2.9%減の8,554ペソであった。一方、非住宅建築認可面積は4.9%減の182万6,449平米、1平米当り平均建築コストは17.6%減の7,752ペソ。

 非住宅建築認可(3,377件)のうち、商業施設は前年同期比8.3%増の1,973件で認可総額は27.4%減の79億6,907万ペソ、認可面積は10.7%減の104万3,467平米、1平米当り平均建築コストは18.7%減の7,637ペソ(11年12月29日のフィリピン国家統計局資料より)