ユニクロ、フィリピン進出正式決定

2011/10/12

比小売最大手SMリテールとの合弁方式

SMモール・オブ・アジアに1号店か

  

 フィリピンにおけるユニクロ事業展開が正式決定した。

 ファーストリテイリングは10月12日開催の取締役会において、、フィリピンにSM リテール社と共同出資して合弁会社を設立し、ユニクロ事業を展開することを決定した。

 新設される合弁企業の商号はファーストリテイリング・フィリピン社(仮称)、所在地はマニラ首都圏パサイ市、事業内容はフィリピンにおけるユニクロ店舗の出店、運営とされている。フィリピンでのユニクロ第1号店は2012年にオープンする見込み。地元紙報道などによると、第1号店は、アジア有数の巨大ショッピング・モールである「SMモール・オブ・アジア」(パサイ市)に出店される見込み。

 SMリテール社はフィリピン小売業におけるリーディングカンパニーであり、50年の歴史を誇っている。フィリピン全土に戦略的にて、百貨店、スーパーマーケット、ハイパーマーケットを幅広く展開している。加えて、特定の市場を対象とした専門店チェーン手がけており、家具、おもちゃ、エースハードウェアによるDIY業態、ワトソンズによるパーソナルケア業態、家電専業店などを運営している。

SMリテール社は、商業施設運営、銀行、不動産、ホテル、コンベンション事業などを展開するフィリピン最大級のコングロマリットであるSMインベストメンツ社の子会社である。

 ユニクロはすでにシンガポール、マレーシア、タイなどに出店している。アジアで年間200店出店を目標とし、フィリピン、インドネシア、ベトナムにも進出と表明していたが、フィリピンへの進出が本決まりとなった(11年10月12日の株式会社ファーストリテイリング発表より)