フィリピン、台風17号(国際名ネサット)接近
2011/09/26
日本外務省が注意喚起
日本外務省は9月26日に「フィリピン台風17号(国際名ネサット)の接近に伴う注意喚起」というタイトルの渡航情報(スポット)を発出した。その内容は以下の通り。
1.9月26日現在、大型で強い勢力をもった台風17号(国際名ネサット。同日現在最大瞬間風速50m/s)がフィリピンの東方海上にあり、西方に進んでる。日本の気象庁等の予測によれば、この台風は今後勢力を維持しながらフィリピン・ルソン地域を東から西に横断する見込みである。進路上にある海域及び地域では、強風や大雨のみならず、ところによっては洪水・土砂崩れ等の被害や各種交通機関(特に、航空機や船舶での移動)の混乱等が発生することが予想される。
特に、先般の台風11号(国際名ナンマドル)等により洪水・土砂崩れ等の被害が発生したルソン地域北部・中部では、台風17号の接近・通過に伴い更なる被害拡大も予想されることから厳重な注意と警戒が必要である。
2.ついては、フィリピン・ルソン地域への渡航・滞在予定者は、以下の関連ウェブサイトを参考に台風情報や現地の気象情報の収集に努め、台風による被害が予想される場合には渡航・外出を控える、あるいは日程・移動経路又は訪問地を変更する等、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努められたし。
また、同地域滞在者は、報道及び関係機関から最新の情報を収集して災害に備え、懐中電灯・携帯用ラジオ等を手元に置いておくほか、飲料水・食糧を備蓄し、家族等に緊急の連絡先を知らせ、事前に避難場所を確認するとともに、必要な場合には安全な場所で待避する等の安全対策を講じられたし。
<参考>
日本気象庁(台風情報) : http://www.jma.go.jp/jp/typh/
ウェザーニュース(台風情報) : http://weathernews.jp/typhoon/
フィリピン気象庁 : http://www.pagasa.dost.gov.ph/
3.万一災害に巻き込まれた場合は、気象当局等が発表する警報等に従って安全確保に努めるとともに、フィリピン滞在者は在フィリピン日本国大使館まで連絡されたし(11年9月26日の日本外務省発表より)。