セブ航空の高成長続く、第2四半期乗客数15%増加

2011/07/19

フィリピン最大の航空会社、かつアジア有数の格安航空会社でもあるセブ航空の乗客数が順調に増加している。

1996年操業のセブ航空は現在、10機のエアバスA319 、15機のエアバスA320 、8機のATR- 72 500により、海外16地点、国内34地点を結んでいる。創業以来の乗客数は5000万人に達し、2011年4月、5月と2カ月連続で100万人を突破した。

そして、第2四半期(4月~6月)の乗客数は前年同期比15%増の311万人に達した。内訳は、国際線乗客数が同21%増の68万3000人、国内線乗客数が同13%増の242万8000人となっている。客席稼働率は89%で、前年同期の88%からさらに改善した。
国際線乗客数で伸びが高かったのは、台湾便の前年同期比66%増、韓国便の同42%増、中国線の同38%増、シンガポール便同22%増など。

この乗客数の順調な増加要因は、セブ航空の積極的な新型機導入、新路線就航、各種割引プロモや広告宣伝実施など。2011年の年間乗客数目標は1200万人であるが、その達成は十分可能な状況である

セブ航空は、エアバス社にA320型機27機(納期:2011年9月~2016年)、A321ネオ30機(納期:2017年~2021年)を発注するなど、運航体制の強化も急ピッチで進めている(11年7月18日のセブ航空発表などより)。