比ホンダ自動車、4月から50%の減産

2011/04/04

不安定な部品供給に伴う一時的措置

本田技研工業のフィリピンにおける四輪車拠点であるホンダカーズ・フィリピン(HCPI)は、当面の日本とフィリピンの生産見通しを、以下のように発表した。


<日本での生産状況>
現在、生産活動を休止している埼玉製作所 狭山工場(埼玉県狭山市)、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)の四輪完成車工場での生産を、4月11日より再開することを決定した。これにより、すべての国内の生産拠点での生産活動が再開することとなる。また、海外生産用部品については、4月4日から海外生産拠点向けの生産・出荷を再開する。
しかしながら、部品供給の状況は依然として不安定であり、四輪の完成車および海外生産用部品については当面5割程度の操業率での生産となる。今後の操業については状況を見ながら慎重に行っていく。

<フィリピンでの生産状況>
ホンダカーズ・フィリピン(HCPI)は、サンタ・ロサ工場での現地生産を継続する。しかし、上記のような日本での不安定な状況や本田技研工業の海外生産用部品減産受けて、4月から、生産数量50%削減という一時的な原産措置を講じている。HCPIは状況を注視しながら、出来るだけ早期に通常生産体制へ復帰する方針である。なお、HCPIはHCPIはシビックやシティを現地生産している(11年4月4日のホンダカーズ・フィリピン発表などより)。