島津製作所、比の基板生産能力倍増へ

2017/09/20

   島津製作所(本社:京都市中京区)は、今後の業績向上にともなう増産に対応するため、フィリピンの製造子会社SHIMADZU PHILIPPINES MANUFACTURING INC.(SPM)の基板製造ラインを増設し、同社における基板生産高を2019年度に現在の2倍に引き上げる。また、2019年度までの3年間累計で3.5億円のコストダウンを図ることで、製品のコスト競争力を高め、業績向上に貢献する。 

 島津製作所は4月にスタートした中期経営計画において2019年度4000億円以上の売上を目指している。この売上増に対応するため、グローバルでの生産能力を引き上げる必要があり、今回、日本国内に比べ製造コストが有利なフィリピン工場を拡張し、プリント基板製造ラインを増設する。これによりフィリピン工場での生産高を2019年度には現在の2倍にあたる18億円に引き上げ、3年間累計で3.5億円のコストダウンを実現することを目指す。

【SPMプリント基板製造ライン増設の概要】
・名称 : SHIMADZU PHILIPPINES MANUFACTURING INC.(SPM) 
・住所 : Phase 3, Lot 15, Block 15, Cavite EPZ, Rosario, Cavite, Philippines 
・増設地 : 隣接する建物を購入(建物面積3,700平方メートル、2017年8月30日引き渡し済み) 
・事業目標 : 年間のプリント基板生産高2019年度18億円(2016年度実績9億円)、2019年度までの3年間累計で3.5億円コストダウン 
・投資額 : 3億7,300万円(建屋購入費、製造ライン増設費、生産・検査設備費など) 
・人員計画 : 2019年度128名(2016年度86名) 

(19年9月19日の株式会社島津製作所ニュースリリースより)