石川大使、比から外国人最高級勲章を受章

3日、ドゥテルテ大統領が「シカツナ勲章」授与

2017/10/05

    日本へ帰任する石川和秀駐フィリピン特命全権大使は10月3日、マラカニアン宮殿で、ドゥテルテ大統領より「シカツナ勲章」を授与された。

 「シカツナ勲章」は、フィリピン政府から外国人へ授与される最高レベルの勲章の一つである。今回の叙勲は、日本政府とフィリピン政府両者のパートナーシップに基づく、石川大使による日比関係の進展とミンダナオ紛争影響地域における平和構築活動など多大なる貢献が認められたものである。

 石川大使は、2016年1月の天皇皇后両陛下のフィリピン訪問、日比国交正常化60周年記念行事等を通じて、日本とフィリピンの関係強化に尽力した。

 なお、新しい在フィリピン日本国大使は羽田浩二(ハネダ コウジ)氏で、10月中旬着任予定。鹿児島県出身の羽田氏は、1956年生まれで61歳。1979年に東京大学法学部を卒業し外務省に入省した。外務省経済局、在英国日本国大使館一等書記官WTO交渉担当室長、北米局北米第一課長、国際連合日本政府代表部公使などを経て、2012年10月からイラン駐箚特命全権大使に就任、2015年10月20日から特命全権大使(国際貿易・経済担当)を務めてきている(17年10月4日のフィリピン政府通信社などより)。