JTB、フィリピン事業基盤を更に拡充

2017/10/16

   旅行業界最大手の株式会社ジェイティービー(JTB、本社:東京都品川区)が、フィリピンでの事業基盤や業容をさらに拡充させている。

 2015年、JTBはアジア事業強化の一環として子会社をフィリピンに設立、2015年4月に営業を開始した。フィ リピン子会社の名称はJTB ASIA PACIFIC PHIL.CORP.(JTBフィリピン、代表者:岡川知行取締役社長兼マニラ支店長)、 所在地はマニラ首都圏タギグ市ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)ボニファシオ・サウスの RCBCセービングバンク・コーポレートセンター18階である。陣容が拡大しているため2階にもスペースを広げた。

 2016年前半には、セブ等ビサヤ地方での事業強化などを目的に、セブ・マクタン島にセブ営業所を設立した。セブ営業所は、著名リゾートホテル「プランテーションベイ・リゾート&スパ」(マクタン島マリゴンドン、Tel. + 63 32 505 9800)内に立地している。

 JTBフィリピンは、さらなる営業基盤拡充の一環として、2016年8月、ショッピングモール「SMモール・オブ・アジア(MOA )」北館2階に「SM MOA TRAVEL SALOON」を出店した。MOAはマニラ首都圏パサイ市に立地するアジア有数の巨大ショッピング・モールであり、強大な集客力を誇り、著名観光地とも言える存在である。ユニクロや無印良品なども出店している。

 更に、成長著しいフィリピンにおける事業拡大を目的に、今年4月26日(水)、フィリピンでは3店舗目となる新店舗「JTBトラベルサロン・セブ・Jセンターモール店」をオープンした。この店舗は、フィリピン第2の都市でもあるセブ市に隣接するマンダウエ市にある「J Centre Mall」2階に位置し、セブ発のパッケージツアーに加え、ホテル、旅館、ジャパンレイルパス、テーマパーク入場券といった個人旅行者向け訪日商品を既存のマニラ地区の店舗同様に取り扱う。マンダウエ市での出店は初となった。

 すなわち、JTBフィリピンは、マニラ、セブを拠点にインバウンド、アウトバウンド事業双方を積極展開する体制が構築され、2017年9月時点の従業員数は82名(求人情報記載の数値)に達した。そして、さらなる業務拡大に伴い、インバウンド、アウトバウンドのスタッフ、マネージャー、スーパーバイザーを正社員として募集中である。応募締切は11月15日、詳細はトラベルビジョンのサイトの求人情報http://www.travelvision.jp/recruit/detail.php?id=1425にて。