三ツ星、フィリピンで産業用電線増産へ

JBICと三菱東京UFJが協調融資

2018/02/21

    国際協力銀行(JBIC)は、2月20日、三ッ星(本社:大阪市天王寺区)との間で、融資金額110万米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結した。この融資は、三菱東京UFJ銀行との協調融資によるものである。

 本件は、キャブタイヤケーブルを主製品とする電線メーカーである三ッ星のフィリピン法人MITSUBOSHI PHILIPPINES CORPORATION (MPC)が電線等の製造・販売事業を行うために必要な資金を、三ッ星に対して融資するものであり、MPCの工場の増設に充てられるものである。

 なお、キャブタイヤケーブルとは、固定配線を必要とせず、通電状態のまま移動可能な電線のことを指す。電気が通る導体部分には銅が使用され、外側は絶縁体、シースなどの被膜で覆われている。

 三ッ星は、電線等の製造・販売を行う、1947年設立の中小企業である。三ッ星は、安定した経済成長を背景に日系企業の進出が増加しているフィリピンに、2007年に製造拠点としてMPCを設立しており、今次増設によりフィリピンをはじめとするアジア地域での更なる事業拡大を企図している。今回の融資は、こうした三ッ星の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものである。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、フィリピン等の成長市場における、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく方針である(18年2月20日の株式会社国際協力銀行ニュースリリースより)